検索窓
今日:36 hit、昨日:7 hit、合計:22,792 hit

20 ページ20

『こちらこそ』

場地「会ったばっかよりマシな顔になったな」

一虎「多分、一度に多くの人に会ったから緊張してたんだと思う」

場地「にしてもドラケンを呼び止めたのは驚いたわ」

一虎「ね、どうして?」

『きがついたら、こえにでてた』

場地「なるほどな……少なくとも仲良くなりたいって思ったのかもな」

そう言って場地は笑った。

一虎「場地、いきなり頼んだのに付き合ってくてありがとう」

場地「一虎さ、上手くこのチビ……いやAと生活していくんだろ?」

彼の言葉に力強くうなずく。

場地「何かあれば言えよ?力になるから」

一虎「ホントに助けられてばかりだ」

場地「その服はどうしたんだ?」

一虎「あ、ほら、マイキーと三ツ谷がくれるって言ってたじゃん、それだよ」

場地「へぇ、似合うな」

場地はAちゃんに向けてた視線を俺に向ける。

場地「一虎が選んだのか?」

一虎「いや、Aちゃんが自分で選んだんだよ」

場地「自分の意見言ったのか?」

『あの……いうのおそくなったんですけど』

彼女がメモ帳に言葉を書き始めそれを見る。

『かってにえらんでごめんなさい…』

一虎「…謝るの禁止だって」

場地「少しずつ慣れていったらいいじゃねぇか」

一虎「うん、そうだな」

場地「様子も見れたしそろそろ帰るわ」

一虎「あ、外まで送るよ」

ーーーーーーーーーーーーー
一虎は俺と一緒に玄関を出るとそっと扉を閉める。

場地「一緒に出てくるってことは聞きてぇことでもあるんだろう?」

一虎「うん、そのね」

一虎は深呼吸をしてから再度口を開く。

一虎「さっき会ったあのカップルにもう一度会おうと思う」

場地「は?止めておけよ」

一虎「アイツらは彼女の家を知ってるんだよ…家族のことを知るには家の場所を知って」

場地「落ち着け、そんなに慌ててことを進めなくていいだろ?昔からそういうことを抱え込むからなお前」

一虎がAを助けたい気持ちはわかるがこんなことがあったばかりだ。

もう少し相手の出方を見ていても問題はないはずだ。

優しすぎるんだよな、お互いが。

場地「今日、会ったことはマイキーたちに報告はしておく、それで指示を仰ぐぞ」

一虎「わかった…ごめん……熱くなりすぎて」

場地「いいって、それだけ大切にしてるんだろ」

それだけ言って俺は帰り道を歩く。

マイキーたちに報告をして指示を仰ぐ。

それから行動しても遅くないはずだ。

21→←19



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
60人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

プーさん大好き(プロフ) - まろんさん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!最高と言ってくださり嬉しいです!まさかの視聴中にお母様に見つかるというハプニングは驚きですね。少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです! (3月16日 20時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - 最高ですね! ずっとニヤニヤしながら見てたら母にキモいって言われました、、、。 名前を琥珀にしてたら奇跡が起きてました!! (3月10日 16時) (レス) @page12 id: b28ed1b9a8 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き(プロフ) - sakuraitigoさん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!続編の希望嬉しいです!展開が決まり次第作りますね。一虎くん推しなんですね!見つけてもらえて嬉しいです! (1月29日 9時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
sakuraitigo - 推し(一虎くん)が尊いし、優しいしで最高でした!!!!できれば、続編お願いしたいのですが、よろしいですか? (1月28日 23時) (レス) @page50 id: 4f24649060 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き(プロフ) - いちご丸さん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!大切な人に優しくできる心は誰にでもあるというのをこの作品では挑戦しました。今過去編も作っているのでこの作品と合わせて読んでいただけると幸いです。 (9月1日 22時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:プーさん大好き  | 作者ホームページ:http  
作成日時:2023年4月19日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。