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三ツ谷「用もすんだし帰るよ」

マイキー「そんじゃ、Aちゃんまたな」

エマ「また、お話ししようね」

Aちゃんと俺は3人を見送り扉が閉まった。

一虎「もう、平気?」

そう聞きつつも俺は彼女と額と合わせる。

一虎「さっきよりはマシになったみたいだね」

そう言って彼女を椅子に座らせ冷蔵庫を確認する。

ジュースを飲ませようと思ったけどちょうど切らしていた。

一虎「こりゃ、買い物いかないとか」

貴方「……?」

一虎「あー、そのね…ジュースを用意しようと思ったらたまたま無くてさ」

俺は小さく笑った。

一虎「買い物いくけど…一緒に行く?」

『いいんですか?ついていっても』

一虎「もちろん、そうとなれば早速この出番だ」

そう言って三ツ谷とマイキーが持ってきてくれた袋からいくつか服を取り出す。

一虎「これ、いいかも」

貴方「……ん」

彼女が花柄の服に興味を示した。

確かこれはエマちゃんの昔の服だ。

一虎「じゃあ、これと…これにしようか」

似たような花柄のスカートを手渡す。

一虎「さっきの部屋使っていいから着替えておいで」

ーーーーーーーーーーーーー
しばらくすると緊張した様子で部屋から出てきた。

一虎「可愛い、似合う」

彼女はさっきまで着ていた俺の服を俺に渡してくる。

一虎「サイズも俺の服より合ってるし、もらって正解だったな」

『かずとらさんのふくでもよかったのに』

一虎「けど、サイズ合わないし…足元見えないで怪我したら大変だから」

マイキーの持ってきた袋のなかには靴下と靴も入っていたので彼女に見せる。

一虎「どの靴がいい?色々あるけど」

貴方「……これ」

スニーカーを指差した。

一虎「オッケー」

玄関のところに座らせて靴を履かせる。

一虎「このスニーカーも足にぴったりだ」

Aちゃんを抱き上げてスーパーまで歩いていく。

少し距離があるけどAちゃんといるとあまり長いとも思わない。

誰かと一緒にいるとこんな時間でも楽しいんだ。

一虎「少し人多いから…手繋ぐのまだ怖い?」

貴方「………っ」

一虎「怖ければこのまま抱いたまま行くけど」

するとAちゃんは俺の指先を震えながら握る。

一虎「嫌なら無理しなくても」

しかし震えているのに離しそうにはない。

一虎「(少しは怖くなくなったのかな?)」

中に入ると軽快なメロディーが流れていて多分初めてなのか肩をビクッと震わせた。

一虎「この音楽の音大きい?」

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プーさん大好き(プロフ) - まろんさん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!最高と言ってくださり嬉しいです!まさかの視聴中にお母様に見つかるというハプニングは驚きですね。少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです! (3月16日 20時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - 最高ですね! ずっとニヤニヤしながら見てたら母にキモいって言われました、、、。 名前を琥珀にしてたら奇跡が起きてました!! (3月10日 16時) (レス) @page12 id: b28ed1b9a8 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き(プロフ) - sakuraitigoさん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!続編の希望嬉しいです!展開が決まり次第作りますね。一虎くん推しなんですね!見つけてもらえて嬉しいです! (1月29日 9時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
sakuraitigo - 推し(一虎くん)が尊いし、優しいしで最高でした!!!!できれば、続編お願いしたいのですが、よろしいですか? (1月28日 23時) (レス) @page50 id: 4f24649060 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き(プロフ) - いちご丸さん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!大切な人に優しくできる心は誰にでもあるというのをこの作品では挑戦しました。今過去編も作っているのでこの作品と合わせて読んでいただけると幸いです。 (9月1日 22時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:プーさん大好き  | 作者ホームページ:http  
作成日時:2023年4月19日 0時

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