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雨は嫌いだ……

雨の降る音や、水が跳ねる音も。

貴方「もう……なんでもいい」

私は朦朧とした意識の中どこかわからない場所を彷徨っていた。

貴方「もう……何も……考えたく、ない…」

ーーーーーーーーーーーーー
一虎「くそっ!土砂降りなんて聞いてねぇけど!」

俺は通りなれた道をダッシュで走る。

学校帰りに雨に降られて傘を忘れた俺はダッシュで家まで走る。

一虎「あれ?」

家までつくとそこには見たことのない女の子がそこに倒れていた。

一虎「ちょ…キミ、大丈夫?」

抱き起こして控えめに声をかけても反応がない。

かといってほっとくわけにもいかないし……。

ーーーーーーーーーーーーー
仕方なく俺の家に入れてベッドに寝かせる。

持っていたタオルで髪の毛を拭いてあげるとゆっくりとその目が開かれた。

水色の髪に琥珀色の瞳の見た目は天使みたいな女の子。

貴方「……っ」

怯えた感じで見据えてくる彼女の瞳を見つめて俺は優しく問いかけた。

一虎「大丈夫?」

貴方「……ぁ」

一虎「何も言わなくていいよ?今はゆっくり休んで」

そう言って微笑むと彼女はまた目を閉じた。

一虎「……わけあり、か」

俺は彼女の髪の毛を拭き終えるとある人に電話をした。

一虎「あ、いきなりごめんな、場地」

相手は場地圭介で俺とは元同じチームのメンバーとなる人物。

場地『どうした?』

一虎「相談したいことがあって」

場地『相談?俺にか…』

一虎「うん、実はーー」

俺はおおまかに拾った子のことを話した。

場地『子どもをか……』

一虎「それがさ…わけありみたいなんだ」

場地『なんだよ、それ』

一虎「自分のことを話そうとしないっていうか……何かに怯えてるんだよね」

そう話すと相手は黙りこんで俺も口を閉じる。

場地『明日、マイキーたちにも相談してみるか…』

一虎「うん、じゃあ…お願いね」

そう言って電話を切るといつの間にか起きていたらしく彼女がその場に立っていた。

一虎「あ、ごめん、起こしちゃった?」

優しく微笑みかけると彼女はビクッとして家から出ていこうとする。

一虎「え?ちょ、待ってよ」

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プーさん大好き(プロフ) - まろんさん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!最高と言ってくださり嬉しいです!まさかの視聴中にお母様に見つかるというハプニングは驚きですね。少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです! (3月16日 20時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - 最高ですね! ずっとニヤニヤしながら見てたら母にキモいって言われました、、、。 名前を琥珀にしてたら奇跡が起きてました!! (3月10日 16時) (レス) @page12 id: b28ed1b9a8 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き(プロフ) - sakuraitigoさん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!続編の希望嬉しいです!展開が決まり次第作りますね。一虎くん推しなんですね!見つけてもらえて嬉しいです! (1月29日 9時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
sakuraitigo - 推し(一虎くん)が尊いし、優しいしで最高でした!!!!できれば、続編お願いしたいのですが、よろしいですか? (1月28日 23時) (レス) @page50 id: 4f24649060 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き(プロフ) - いちご丸さん» この作品を手に取ってくださりありがとうございます!大切な人に優しくできる心は誰にでもあるというのをこの作品では挑戦しました。今過去編も作っているのでこの作品と合わせて読んでいただけると幸いです。 (9月1日 22時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:プーさん大好き  | 作者ホームページ:http  
作成日時:2023年4月19日 0時

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