#＿40 ページ47
｢君の聞き間違いじゃないかな？｣
─ま､そう言うしかないよな
｢…朔良さんに会われたんですか？｣
｢ぁ､いや3人で会っただけです｣
｢そうですか…？ところで長谷部さんのご両親はいらっしゃらないですか？｣
｢海外に居るんです｡さっき連絡しておきましたから､警察には僕が同行します｣
｢分かりました､お願いします｣
─…ﾁｯさせるかよ
｢代わりに僕が同行します｡今日はパーティーでキスした事を会社に謝りに行くんでしょ？｣
｢旺太郎？｣
｢自分の気持ちだけじゃどうにもならないんだろ？もういいから早く会社に行きなよ｣
｢おい､｣
尊氏が口を挟んで来たところにもう一言
｢お兄さんの言う通り､Aに会ったのは俺です｡それの事でも同行しますよ｣
｢お願いします｣
─テープの行方にはアイツが絡んでる…お前のペースにはさせねぇよ
.
──────
｢！ｯ｣
いきなり飛びかかってきたその人は手に持っている金槌を振り上げた
｢や､めっ｣
咄嗟にその手を掴み止めようとするが､力の差があり過ぎて抑えられない
─やばい！
｢Aｯ！｣
後ろからエイトの声がして焦ったのかその人は
ｶﾞﾝｯと私のこめかみに金槌を打ち付けた
｢ｯぃ"｣
強い痛みが体を走りドクドクと赤い液体が垂れてくる
ﾌｯと足がふらつき尻餅を着く
─意識が朦朧とする…しぬのかな
エイトが頭を殴られるのを横目に私は意識を手放した
.
.
ェイト…！
｢エイト！エイトォ！！｣
─寛之の､声…私生きてる…？
｢Aｯ…エイトが！｣
｢エイト…？｣
体が重いせいで上手く立ち上がれない為､
這いずりながら血の海に倒れているエイトに近づいた
｢…しん､じゃったの…？｣
─あの時みたいに笑って嘘だと言って欲しかった
けどその身体は白く冷たかった
｢…ど､退いて｣
｢君､誰…？｣
私達が離れるとサイコさんはエイトにキスをした
｢サイコさん…？｣
｢おい！｣
｢あれ…どうして？｣
彼女はキョロキョロと辺りを見渡す
｢戻ろう…ねぇ､ねぇ…！｣
｢…もう､しんでるよ｣
｢…ねぇ…戻ろうよぉ…｣
｢サイコさんｯ…！｣
｢ねぇ…お願い…ねぇ…｣
悲痛な叫びをあげて泣くサイコさん
.
─彼はもう居ない
私を奮い立たせた､あの憎いほどカッコイイ彼は､
サイコさんの声は私にそれを実感させる
ほろりと生暖かい雫が頬を伝った
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ka.(プロフ) - 合格おめでとうございます！尊氏がかっこよすぎて、きゅんきゅんしてます。これからも続き楽しみにしているので、頑張ってください。応援しています！ (2018年2月14日 1時) (
レス) id: 732c0bc2d5 (このIDを非表示/違反報告)
えれふぁんと(プロフ) - 私立合格おめでとうございます！更新すごく楽しみにしてます！ (2018年2月14日 0時) (レス) id: f83f63e183 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - 茅洸さん» あ！本当だ...お恥ずかしい､､修正しときます！コメントありがとうございます (2018年2月11日 7時) (レス) id: 4ba029c7a0 (このIDを非表示/違反報告)
茅洸 - また続けてのコメントですみません...。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2018年2月11日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茅洸 - 続けてのコメントですみません(>_<) これにが抜けてませんか？ 正しくはイケメンと幸せにではないんでしょうか？ (2018年2月11日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみれ | 作成日時：2018年2月2日 14時
