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「うん?ごめんもう一度話して」
「だから!長谷部に気を付けろって!」
「…分かった、??」
「本気で言ってるからな!じゃっ」
いきなりエイトから電話がかかって来たと思ったら香港に居るやら、テープの事やら寛之に気を付けろなどよく分からない事を言って切られてしまった
─寛之はもうテープを持ってるらしいし、探してみようかな
.
「あ、居た」
「うわ、A」
「ねぇテープ」
「渡さないからな」
「え?」
渡してと言う前に先手を打たれてしまった
「尊氏さんに渡して元に戻ってもらうんだ」
「元に?」
「Aだってそれを望んでいるんだろ」
「まぁ…」
テープを燃やした時に彼はこう言った
_これじゃ俺を助けられない
人間が変わるのは難しい事
最も元に戻るなんてことはほぼ不可能に近い
前回、失敗して私はそう思った
…でも、きっかけとして変わるかもしれない
戻るのではなく未来を変えて進むことが出来るかもしれない
0.0001%程の小さな可能性
でも少しの希望があるのなら
「…うーん。そうだよね、何か変わるかもしれない」
私はそれにかけてみようと思っ、
「ビンゴ〜!」
「エイト!?」
「どうして此処に?」
香港に居るはずのエイトが寛之の手からテープを取り叫ぶから私達は困惑する
「中身は見たのか?」
「…見たよ」
「私見てないんだけど」
「Aはいいんだよ」
─なんか毎回はぐらかされてる気がする
「ご苦労様」
そう言ってエイトは立ち去ろうとするが
「うわぁああ!」
寛之が突進して盛大に転ぶ
「あちゃ〜」
私は呑気に横で見ているが、エイトは必死だ
「長谷部ッ!」
「行く所があるんだ!」
「待てこの野郎!」
「あ…行っちゃった」
エイトは寛之を追いかけて走り去ってしまった
「…帰ろ」
.
その後寛之から連絡が来て、尊氏さんに会おうと倶楽部に行くも…
「ッ…ぁ」
─エイト違う、気を付けなければいけないのは、寛之じゃ、なくて…
─────
─また…?
港に行くとまた二人はしんでいた
「まさか、Aをころして…自サツ?」
警察に向かって尊氏はそんな事を言っている
「アイツら携帯とか財布とか免許証の他に何か持ってなかった?」
「ぇ?あぁ…それだけです」
「何か思い当たることでもあるのか?」
「いや、別に」
尊氏の問いを軽く受け流した
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ka.(プロフ) - 合格おめでとうございます!尊氏がかっこよすぎて、きゅんきゅんしてます。これからも続き楽しみにしているので、頑張ってください。応援しています! (2018年2月14日 1時) (レス) id: 732c0bc2d5 (このIDを非表示/違反報告)
えれふぁんと(プロフ) - 私立合格おめでとうございます!更新すごく楽しみにしてます! (2018年2月14日 0時) (レス) id: f83f63e183 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - 茅洸さん» あ!本当だ...お恥ずかしい、、修正しときます!コメントありがとうございます (2018年2月11日 7時) (レス) id: 4ba029c7a0 (このIDを非表示/違反報告)
茅洸 - また続けてのコメントですみません...。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2018年2月11日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茅洸 - 続けてのコメントですみません(>_<) これにが抜けてませんか? 正しくはイケメンと幸せにではないんでしょうか? (2018年2月11日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すみれ | 作成日時:2018年2月2日 14時