星が零れた日＿樹 ページ37
君の瞳から
星が零れた日
僕は君に二度目の恋をした
＿＿＿5年前
久しぶりに君に会えると思って楽しみにしていたパーティー
高校生になった君と沢山話したいことがあったのに君はそそくさ何処かへ行くから､僕はそれを追った
｢はぁ…｣
彼女は泣いていた｡星空に流れ星が流れるように綺麗だった
─あぁ､もっと素敵になったんだね
夜風に靡かれて､髪が揺れる君に見とれながらも
僕は声をかけた
｢大丈夫？｣
｢ぇ…？わ､ごめんなさい！大丈夫です！｣
僕の声に驚いて数歩下がりながら君の大きな瞳は僕を見つめた
｢何か悲しいことでもあったの？｣
｢ぇ…いや､別に…｣
他人のように接する君を見て僕が"尊氏"だって事分かっていないと感づいた
─ならこのまま正体明かさずに聞いてみようか｡
きっと君は"尊氏"には素直に話さないだろうから
｢…他人の方が話しやすいでしょ？｣
｢…私＿＿｣
案の定君は全て話してくれた
溜めていた言葉と涙が溢れ出して
｢…僕から､ささやかなアドバイスをあげるよ｣
｢アドバイス…？｣
僕は壊れ物のように君に優しく触れ､濡れた頬を指で拭った
｢Aちゃんはさ､もっと素直になってもいいと思うんだ｡遠慮しなくてもいいんだよ？特に僕に対してはね｣
そう優しく語りかけた
─僕にだけ本当の君を見せて欲しい
ふっと会場を見ると母さんが探してるのが見えた
｢そろそろ行かなきゃ｡母さんが探してる｣
｢ぁ､待ってなんで私の名前知ってるの？｣
｢君の事は何でも知ってるよ｣
｢貴方は｣
｢尊氏さん！｣
母さんが僕の名前を呼ぶと君は大きく目を見開いた
｢た､尊氏くん！？｣
｢あぁ､バレちゃったね｡久しぶりAちゃん｣
｢久しぶり！なんで教えてくれなかったの！｣
｢Aちゃん､尊氏だって知ってたら話さなかったでしょ？｣
｢うん…｣
｢尊氏さん､あらAちゃんと話していたのね｣
｢母さん｣
｢あ､おば様｣
｢ごめんなさいね､尊氏さんを貰ってっても良いかしら｣
｢あ､すみません！大丈夫です｡尊氏くんまたね｣
｢うん､また後で｣
そう告げて母さんについていった
君は約束､覚えているかな
君は脇役の僕をまだ好きでいるのかな
僕は愛しています
君のことを
でもその気持ちはしまっておかなければ
父さんに言われた事
君の笑顔に心を揺さぶられながらも
叶わぬ恋をしながらも
美尊を守らなければいけない
笑わなきゃ
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ka.(プロフ) - 合格おめでとうございます！尊氏がかっこよすぎて、きゅんきゅんしてます。これからも続き楽しみにしているので、頑張ってください。応援しています！ (2018年2月14日 1時) (
レス) id: 732c0bc2d5 (このIDを非表示/違反報告)
えれふぁんと(プロフ) - 私立合格おめでとうございます！更新すごく楽しみにしてます！ (2018年2月14日 0時) (レス) id: f83f63e183 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - 茅洸さん» あ！本当だ...お恥ずかしい､､修正しときます！コメントありがとうございます (2018年2月11日 7時) (レス) id: 4ba029c7a0 (このIDを非表示/違反報告)
茅洸 - また続けてのコメントですみません...。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2018年2月11日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茅洸 - 続けてのコメントですみません(>_<) これにが抜けてませんか？ 正しくはイケメンと幸せにではないんでしょうか？ (2018年2月11日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみれ | 作成日時：2018年2月2日 14時
