星が零れた日＿桜 ページ36
私の瞳から
星が零れた日
私は貴方に二度目の恋をした
＿＿＿5年前
｢はぁ…｣
何年ぶりかのパーティー
楽しみにしていたけれど､今はとても悲しい
小学6年生から高校1年になるまで両親は海外出張で家を空け､
お婆ちゃんと二人っきりだった私はパーティーなんてしなかった
─美尊も尊氏くんも会えると思ったのに…あんなに沢山居たら見つけられないよ
人混みを掻き分けて探した幼馴染も
もう顔がわからなくて見つけられなかった
ポロッと星を映した雫が落ちていく
私は夜空に見とれていて隣に立つ人に気づけなかった
｢大丈夫？｣
｢ぇ…？わ､ごめんなさい！大丈夫です！｣
知らない人に泣いているところを見られていたと思うと顔が熱くなる
｢ぁ…｣
─わぁ､かっこいい…
月光に照らされているその男の人は大きな黒い瞳がキラキラと光っていて､とても素敵だった
─学校で､と言うか生きている中でこんな人見たことない
｢何か悲しいことでもあったの？｣
｢ぇ…いや､別に…｣
泣いていた私を気遣って聞いてくれるものの流石に他人には…聞いてもらいたい気持ちもあるけど
｢…他人の方が話しやすいでしょ？｣
私の心を読んだのか彼はそう言ってくれた
｢…私､とても仲良しの幼馴染が居るんです｡昔はよく遊んで笑っていたんですけど…4年前両親が出張に行ってからなかなか会えなくて｡今ではもう顔も分かんなくてっ…寂しいんです｡きっと二人はもっと仲良くなってるのに､私､置いて行かれてる気分で…｣
｢うん､うん｡辛かったんだね｣
彼が聞き上手で､いいところで相槌を打ってくれるから溜めていたものを全て話してしまった…恥ずかしながら涙も沢山
｢…ありがとうございます｡こんな私の話聞いて頂いて｣
｢…僕から､ささやかなアドバイスをあげるよ｣
｢アドバイス…？｣
スッと男の人は私の頬に触れて､その指で涙を拭ってくれた
｢Aちゃんはさ､もっと素直になってもいいと思うんだ｡遠慮しなくてもいいんだよ？特に僕に対してはね｣
そんな優しい顔で､優しい声で言われると甘えたくなってしまう
─うわぁ､こんなイケメンに言われたら心臓がもたない…あれなんで名前知っているの？
｢ぁ､そろそろ行かなきゃ｡母さんが探してる｣
｢ぁ､待ってなんで私の名前知ってるの？｣
｢君の事は何でも知ってるよ｣
｢…貴方は｣
｢尊氏さん！｣
─た､尊氏くん…！？
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ka.(プロフ) - 合格おめでとうございます！尊氏がかっこよすぎて、きゅんきゅんしてます。これからも続き楽しみにしているので、頑張ってください。応援しています！ (2018年2月14日 1時) (
レス) id: 732c0bc2d5 (このIDを非表示/違反報告)
えれふぁんと(プロフ) - 私立合格おめでとうございます！更新すごく楽しみにしてます！ (2018年2月14日 0時) (レス) id: f83f63e183 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - 茅洸さん» あ！本当だ...お恥ずかしい､､修正しときます！コメントありがとうございます (2018年2月11日 7時) (レス) id: 4ba029c7a0 (このIDを非表示/違反報告)
茅洸 - また続けてのコメントですみません...。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2018年2月11日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茅洸 - 続けてのコメントですみません(>_<) これにが抜けてませんか？ 正しくはイケメンと幸せにではないんでしょうか？ (2018年2月11日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみれ | 作成日時：2018年2月2日 14時
