#＿28 ページ30
｢挽回って｣
｢良いか？俺らは愛する人を手に入れる為にやるんだろ？失恋とか言ってる場合じゃねぇ｣
｢ほうほう｣
｢分かったか？じゃ､乾杯｣
.
おつまみが来たところで言う
｢エイト､本当はテープを暴露する気なんでしょ？｣
｢ﾌﾞｯ…気付いてたか｣
｢まーね｣
｢それを知った上で協力するのか？｣
｢うん…それくらいの覚悟は出来てるから｣
｢なら遠慮しねぇ｡1から説明するぞ｣
そう言ってエイトはグラスを使って説明し始めた
.
｢へぇ…凄いねエイト｣
どんな策略がくるかと不安だったが流石エイトと言ったところか
無理どころか無駄もない完璧な作戦だ
｢だろ？｣
｢私は薔薇を頼んだ後どうすればいい？｣
｢Aは俺が美尊さんと話してる時に尊氏が来ないように邪魔してろ｣
｢どうやって？｣
｢話をするでもいいし､キスをするでもいい｡手段は問わねぇ｣
｢…うん､分かった！｣
｢ならそろそろ食べるか｡ここに来て何も食べないなんて勿体なさすぎる｣
｢エイトご馳走様〜！｣
｢俺が払うのかよｯ！…いや､当たり前か…｣
.
｢あ〜結構暗くなっちまったな｣
｢もう普通に夜だよ｣
｢送ってくか？｣
｢ううん､大丈夫｡一緒に居るところ見られて警戒されるのも嫌だし｣
｢そうだな､じゃ27日な｣
｢分かった､じゃーね｣
｢おう｣
私たちは手を振って帰路へ就く
ﾄﾞﾝｯ
考え事をしていたからか人とぶつかってしまった
｢あっ､すみませ…ん｣
｢見つけた｣
当たってしまった人に謝罪しようと見上げると
いつもとは違う真っ黒な服を着ている彼は笑った
｢た､尊氏さっ！｣
グイッと手首を掴まれ裏路地へと連れて行かれる
ｶﾞｯと鈍い音をさせながら彼は私を壁へ投げた
｢ｯ…！｣
｢ホストと何してたの｣
｢何って…｣
｢そこら辺のイケメンってホストの事？｣
｢違っ｣
｢へぇ､美尊の次はAか｣
｢たかっ｣
｢止めなよ､どうせアイツは権力目当てだ｣
｢ねぇ！聞いてよ！｣
1人でドンドン話してくる尊氏さんの胸板を叩く
｢…何？｣
｢違うの！エイトはそんなんじゃないから｣
｢…エイト…ね｡アイツの方につくの？｣
｢そういうのじゃないって｣
｢俺を信じてよ｣
｢…え？｣
気付けば彼は鼻の先がつくぐらい近くにいて壁へ追いやられる
｢な､尊氏さん...！｣
手首を痛いぐらいに掴まれ､その黒い瞳に私は捕えられた
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ka.(プロフ) - 合格おめでとうございます！尊氏がかっこよすぎて、きゅんきゅんしてます。これからも続き楽しみにしているので、頑張ってください。応援しています！ (2018年2月14日 1時) (
レス) id: 732c0bc2d5 (このIDを非表示/違反報告)
えれふぁんと(プロフ) - 私立合格おめでとうございます！更新すごく楽しみにしてます！ (2018年2月14日 0時) (レス) id: f83f63e183 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - 茅洸さん» あ！本当だ...お恥ずかしい､､修正しときます！コメントありがとうございます (2018年2月11日 7時) (レス) id: 4ba029c7a0 (このIDを非表示/違反報告)
茅洸 - また続けてのコメントですみません...。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2018年2月11日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茅洸 - 続けてのコメントですみません(>_<) これにが抜けてませんか？ 正しくはイケメンと幸せにではないんでしょうか？ (2018年2月11日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみれ | 作成日時：2018年2月2日 14時
