#＿25 ページ27
｢早いご決断を｣
｢行きましょう｣
尊氏さんが去って行く
─このままで良いの？
私の心が叫ぶ
えぇい言ってやれ
｢ちょっと待ちなさいよ！｣
｢A…？｣
うるさい､そんな顔したって私はもう我慢の限界なんだからね
｢結婚？そんなの知らないわよ！わ､私にキスしたクセに！そんなに私に何処かへ行って欲しくないなら手を離さないでよ！この…ば､ばーか！！尊氏さんがその気なら良いもんそこら辺のイケメンと幸せに暮らすから！｣
─我ながら恥ずかしい｡小学生のようだ
特に｢ばーか｣って｡他になにか思い付かないの？
でもそのダサい捨て台詞は尊氏さんの何かに引っかかったようで動揺してる
｢Aはそんな事しない､よな？｣
きっとそこら辺のイケメンの事を指してるんだろう
｢手を離したのが悪いのよ…｣
私がそう言うと尊氏さんは手を伸ばして来て苦し紛れの笑みを浮かべる
｢待って…お兄ちゃん､キスしたって本当？｣
尊氏さんはﾊｯとして手を元に戻す
｢さ､さぁ…｣
もう余裕が無いようだ目を泳がす事しかできない尊氏さんを見かねて秘書が助け舟を出した
｢証拠のないデタラメを大声で話さないで頂けるかな？並樹､そしてそちらの社にも迷惑がかかると思いますが｣
｢そ､ならとっとと行けばいいじゃない｡あとは勝手にやらせて頂くわ｣
そう私が告げると二人は去って行っあ
──────
｢なんなんだあの気の強い小娘は！尊氏､本当にキスなんてしたのか！？｣
隣のヤツがうるさく吠えてくる
｢えぇ､しました｡けどそんな事どうだっていいでしょう？｣
｢良くないだろ！いつかスキャンダルになったらどうする｣
一番のスキャンダルを持っているお前が言うか
｢おい､尊氏！今後あの小娘とは極力関わるな！ろくな事にならん｣
俺にとってお前の話こそどうでもいい
先程Aが言ったことは本当だろうか｡それだけが気になる
"そこら辺のイケメン"だと？巫山戯るな
君は僕のものだ｡勝手に何処かへ行かせるわけないだろ？
俺ではなく､君がすがってくるはずさ
そうなったらもう遅い
徹底的に
俺色に
.
.
染めて
あげるから
#──────#──────#─
上げてあげるってなんだ((
声に出して読むとめっちゃ笑いそうだったので変えました
今日誤字脱字を注意して下さるコメントを受け取ったのですがそういうコメントも大歓迎です！
アドバイスも大歓迎ですよ！
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ka.(プロフ) - 合格おめでとうございます！尊氏がかっこよすぎて、きゅんきゅんしてます。これからも続き楽しみにしているので、頑張ってください。応援しています！ (2018年2月14日 1時) (
レス) id: 732c0bc2d5 (このIDを非表示/違反報告)
えれふぁんと(プロフ) - 私立合格おめでとうございます！更新すごく楽しみにしてます！ (2018年2月14日 0時) (レス) id: f83f63e183 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - 茅洸さん» あ！本当だ...お恥ずかしい､､修正しときます！コメントありがとうございます (2018年2月11日 7時) (レス) id: 4ba029c7a0 (このIDを非表示/違反報告)
茅洸 - また続けてのコメントですみません...。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2018年2月11日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茅洸 - 続けてのコメントですみません(>_<) これにが抜けてませんか？ 正しくはイケメンと幸せにではないんでしょうか？ (2018年2月11日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみれ | 作成日時：2018年2月2日 14時
