#＿24 ページ26
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『何処にも行かないでね』
─何処かへ行ってしまう貴方からどう離れないようにすればいいんだ､ばーか
部屋の中で絶賛自暴自棄中です
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｢寛之､止めてよ！｣
｢駄目だよA！お前は納得できるのか！？｣
寛之は尊氏さんに婚約の事を直接聞いてみると言って､何をしても止まってくれない
｢ｯ…出来るわけないじゃん…｣
｢そんな苦しそうな顔するんだったら直接聞くしか無いだろ！？｣
｢傷つくかもしれないじゃん！｣
｢もう充分傷付いてるんだろ？真相知ってもいいじゃん…｣
｢…分かったから､そんな目で見ないでよっ｣
尊氏さんに似た子犬のような目で
.
｢尊氏さん､美尊にプロポーズしたって本当ですか｣
私は寛之の後ろにじっとくっついたまま尊氏さんへ近づく
｢あぁ､正式に結婚を申し込んだ｣
｢ｯ｣
｢どうして…｣
｢…A？どうしたのそんな所で｣
寛之の後ろに隠れている私に気がついて尊氏さんは笑いかける
｢こっちにおいでよ｣
｢ｯ尊氏さん！なんでAにそんな酷いこと出来るんですか｣
｢酷いこと？してるつもりは無いけど｣
｢Aにあんなに親しくして､期待持たせて！それでやっと幸せになるのかと思ったら！｣
｢止めてｯ寛之！｣
｢…プロポーズは純粋に美尊を思ってのことですか？
他になにか理由があるんですか？｣
｢どうして？｣
声色が低くなり寛之は怖じけずいたのか｢ぁ､いや…その｣と口篭る
｢美尊…｣
通路の向こう側から美尊が歩いてきた
｢ねぇ､本当に尊氏さんと結婚するの？｣
｢…｣
｢まだ迷ってるってこと？｣
｢…｣
｢丁度良かった｡婚約披露パーティーの日取りが決まったんだ｣
｢婚約…披露パーティー｣
─その言葉､本当はおめでたい筈なのに今は私の喉を掻き切る鋭いナイフだ
｢そんな話､聞いてないけど｣
美尊は不安そうに尊氏さんを見つめた
｢だから…今話してるだろ？｣
｢社長がお亡くなりになってから並木グループの将来を不安視する声が出始めているんです｡それを払拭する為には…一日でも早く結婚の事を公にしてアピールする必要があるんですよ｣
社長秘書の方が話しながら近付いてくる
｢美尊の気持ちを最優先だと僕は思う｡ただ父さんたちが築いてきた会社の為には､のんびりしてられないんだ｣
─違うこれは｡きっと本当の尊氏さんじゃない…！
社長死後から変わってしまった尊氏さん
気持ちは…？それすらも変わってしまった？
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ka.(プロフ) - 合格おめでとうございます！尊氏がかっこよすぎて、きゅんきゅんしてます。これからも続き楽しみにしているので、頑張ってください。応援しています！ (2018年2月14日 1時) (
レス) id: 732c0bc2d5 (このIDを非表示/違反報告)
えれふぁんと(プロフ) - 私立合格おめでとうございます！更新すごく楽しみにしてます！ (2018年2月14日 0時) (レス) id: f83f63e183 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - 茅洸さん» あ！本当だ...お恥ずかしい､､修正しときます！コメントありがとうございます (2018年2月11日 7時) (レス) id: 4ba029c7a0 (このIDを非表示/違反報告)
茅洸 - また続けてのコメントですみません...。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2018年2月11日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茅洸 - 続けてのコメントですみません(>_<) これにが抜けてませんか？ 正しくはイケメンと幸せにではないんでしょうか？ (2018年2月11日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみれ | 作成日時：2018年2月2日 14時
