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「ちょっと奈緒!」
「いいじゃんイケメン居るよ?」
ネオンに輝く歌舞伎町で私たちは親友の奈緒に手を引かれながらホストクラブに行くことに"勝手に"なっていた
「いや、イケメンは良いけど...」
メンクイの私にとっては御褒美ぐらいだろう
でも断らなければいけない理由があった
チラリと美尊を見る
お見合いから逃げてきてホストクラブなど良いのだろうか?
「いいよ、お見合いなんかよりホストクラブの方がマシよ。それにAメンクイでしょ?」
「うん」
─バレてたかぁ...
壁は黒シャンデリアが下げてある店内で
まさにホストのイメージ通りの感じだった
少し大きめの席へ移され二人ほどホストが着く
─なんともまぁ...
「微妙」
「えぇー?」
「もっとかっこいい人がいると思った。街歩いていた方がイケメンいるかも」
ホストに聞かれないよう奈緒に耳打ちする
「望みすぎだよー」
────────
「エイトさん並樹グループって知ってます?」
「並樹って…ホテル王の?」
確か有名な資産一家…俺の女になったら万々歳の奴らだな
「個人資産100億なんですって。あ、じゃあ朔良家知ってます?」
「サクラ?なんだそれ、金持ち?」
「あの有名なSAKURAブランドの朔良家っス」
「あー」
普段服に金なんて使わない俺だがそのブランド名だけは分かった
─そいつも結構な金持ちだよな...
「それが?」
「今来てるんすよ」
─へぇ...
─────────
「あの一番左に座ってる二人です」
「...あの黄色が並樹…青は朔良か」
「そうっす」
「どっちもつまんなそうだな」
「朔良の方は来た時は良かったんですけど…ついたヤツらダメだったぽいッスね」
「へーメンクイか...ならチョロいな」
「行きますか?」
「あぁ」
.
.
「おぉ!お姉さんいい飲みっぷりッスね!」
イケメンホストが居ないのならココもつまらないなと思いながらシャンパンを一気飲みしたところに
赤髪と黒髪のホストが来た
─チャラそう
第一印象はそれだった
「こんばんは」
「こんばんは」
真凛と奈々子が礼儀正しく挨拶する中
「イケメーン!」
一番楽しんでいる奈緒が食いつく
─私よりメンクイだな...
と、呆れながらも笑う
「初めまして、エイトです」
エイトが名刺を差し出すと奈緒がヒョイっと取ってしまった
「名前までカッコイイじゃん!」
「私も見る」
まぁまぁイケメンなので名刺はチェックしとこうと思った
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ka.(プロフ) - 合格おめでとうございます!尊氏がかっこよすぎて、きゅんきゅんしてます。これからも続き楽しみにしているので、頑張ってください。応援しています! (2018年2月14日 1時) (レス) id: 732c0bc2d5 (このIDを非表示/違反報告)
えれふぁんと(プロフ) - 私立合格おめでとうございます!更新すごく楽しみにしてます! (2018年2月14日 0時) (レス) id: f83f63e183 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - 茅洸さん» あ!本当だ...お恥ずかしい、、修正しときます!コメントありがとうございます (2018年2月11日 7時) (レス) id: 4ba029c7a0 (このIDを非表示/違反報告)
茅洸 - また続けてのコメントですみません...。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2018年2月11日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茅洸 - 続けてのコメントですみません(>_<) これにが抜けてませんか? 正しくはイケメンと幸せにではないんでしょうか? (2018年2月11日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すみれ | 作成日時:2018年2月2日 14時