×Halloween 新 ページ8
今日は久しぶりのデート
折角新君が福井から来てくれるから､ワクワクして待ち合わせの時間に何分か早く来てしまった
─早く会いたいな…
なんてぼぅっと立っていると､
｢だ〜れだ｣
少し息切れた､無邪気に私の目元を隠す声が聞こえた
｢わっ！！…もう新君！｣
｢ごめん｡つい､嬉しくて…｣
柔らかく笑って首をかく新君｡愛しい彼が隣にいるのが嬉しくて､笑みをこぼす
｢えへへ､私も嬉しいよ｣
｢……良かった｡うん､うん！僕の彼女､ここに居る｣
｢ん？どういう事？｣
｢ずっと楽しみにしてた｣
｢っ…もう分かったって！そろそろ移動しよ？映画まで時間あるよね｣
照れくさくて話題を逸らすが､一歩踏み出した私の服の裾を彼は引っ張った
｢うわっと｣
｢あ､ごめん｡｣
｢大丈夫だけど…どうしたの？｣
｢えっと､移動する前に聞きたくて｡Aはトリックかトリート､どっちが欲しい？｣
｢……ん？｣
その2つって相手に選ばせるものだろうかと､ツッコミを入れそうになるが､その大きな瞳が甘えるように私を見てくるのでちゃんと答えることにした
｢あ､えっと｡トリートで｣
新君のトリックがどんなものか気にはなったが､下手な事はしまいと無難にトリートを選ぶ
｢ふぅん､トリートか…じゃあ甘い物食べに行こっか！｣
｢？うん｣
─なんか､変？
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
｢ん〜おいし〜！｣
｢ほんと？よかった｡ネットで見ただけやし心配やったんだ｣
｢店内も可愛いし､新君ナイス！｣
｢ふふ､ありがと｡…ぁちょっとじっとしてて｣
新君はそう言って私の口元に手を伸ばす
｢っ…｣
｢はい､とれた｣
どうやら生クリームが口元に付いていたらしく､指で拭ってくれたらしい
─ぁ､クリーム普通にお手拭きで拭いちゃうんだ…って何期待してるの私！
ついつい変な期待をしていたのを恥じる
─少女漫画の見すぎ…
｢？どうしたの？僕の口にも付いてる？｣
｢えっ！？いや､別に！｣
じっと見つめていたからか､不思議そうな顔をして問うてきた
─はぁ…なんだか今日のデート上手くいかないな…
.
.
＿ｸｽｯ
×Halloween 新 続→←+Halloween 蓮 続
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雪 - とても胸キュンします！！ 市橋のお話もっと読みたいです。これからも更新頑張ってください！ (2019年1月1日 12時) (
レス) id: 731147cfe5 (このIDを非表示/違反報告)
なな - いつも見てます！ 木藤良のストーリーもっとみたいです！ (2018年12月19日 23時) (レス) id: 2ab538de05 (このIDを非表示/違反報告)
カハラさん(プロフ) - すみれさま〜(^-^) お話を作ってくださり、ありがとうございます。すぐに更新してくださって、とても嬉しいです。そして、出逢いから、胸キュンすぎますぅ〜((o(^∇^)o)) …すごく大興奮しています。続き、楽しみにしていますね。でも、ご無理のない範囲で(^-^) (2018年12月2日 23時) (レス) id: 55a4c31fae (このIDを非表示/違反報告)
あか - いつもみてます！ 木藤良蓮書いて欲しいです！ (2018年12月2日 19時) (レス) id: 2ab538de05 (このIDを非表示/違反報告)
川嶋梨沙 - 木藤良蓮の熱が出て自分が看病する設定で仰げば尊し描いて欲しいです！ (2018年12月2日 19時) (レス) id: 2ab538de05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみれ | 作成日時：2018年10月20日 23時
