大好きなのに。two. (ページ40)

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嫌いページ40

潤side

今日も翔に声をかける。
潤「しょ、」
ドアが空いていた。
急なことすぎて、そのままドアを開けてしまった。
翔「っ、」
机に向かっていた翔が椅子から落ちた。
潤「ぉぉ、大丈夫か？」
翔「…ん、っ」
ベッドに座らせてから机の上を見てみると、何か難しい問題集を解いていた。
潤「勉強してたの？」
翔「…」
翔の目線に合わせてしゃがんだ。
潤「どうしたんだよ。言いたいことあるなら聞くぞ？」
翔「嫌い…」
潤「は？」
翔「潤嫌い」
潤「だから、」
翔「嫌いだから出てって。」
はっきりと言われた。
潤「なんだよ、それ」
翔を押し倒す形になってしまったが、感情を抑えられなかった。
潤「何なんだよ！散々俺らを突き放して、結局それか？今までの俺らがばかみたいじゃねぇかよ！！」
翔「うるさい！」
振り払らわれたと思ったら、本を投げつけられた。
潤「っ、！…」
何か違和感を感じておでこを触ると、赤いものが手についた。
「大丈夫か、松本くん！」
先生にすぐ診てもらった。
松「…うん、大丈夫そうだ。すぐに手当てするね。」
磯貝も来て、翔をなだめている。

どうやら、2人は俺らのやり取りを見守ってくれていたみたいだ。