大好きなのに。two. (ページ39)

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あいつらの存在ページ39

和side

そろそろ外国に戻る。ということを親に言われた。
こんな家にいたくないから、早く行きたいところだけど、今はそれどこじゃないんだ。
翔ちゃんが本当に学校に来なくなってしまった。もう3日は経つ。
潤くんとも、あの日以来まともに話をしていない。
なぜ、あんなに潤くんが怒っていたかも分からないままだ。
相葉さんに至っては、よく分からない。
でも、確実に何か隠している。元気が無くなったもん。
大野さんは…どこに行ったのか。翔ちゃんと同じく学校に来ていない。連絡すらない。
俺らの仲に亀裂が入り出したんだ。

もう…戻れないかもしれない。

それでも、モヤモヤしたままは嫌だから、せめて翔ちゃんとだけでもしっかりと話せたらな。と思っている。

今のままじゃ、向こうに行ってから連絡を取れる相手がいなくなってしまう。

でも、俺にどうしろって言うんだ。

あいつらと話せなくなったのは今回が始めてだ。
いつも、当たり前に一緒にいた奴らの存在がこんなに大きいと思わなかった。

嫌なことがあっても、あいつらがいれば、いてくれるだけで安心できていた事に、改めて今、痛感した。