大好きなのに。two. (ページ32)

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自分の考えページ32

翔side

いつも通り授業を受け、なるべく人と関わらないようにしている。
いつもと違う事と言えば、潤がいない。ということだ。
「人探し？」
和が後ろに立っていた。
翔「…うん、、」
和「潤くんなら休みだよ。忙しいんだって。なんてったって、松本家の跡継ぎだからね。」
翔「そ、ぅ…だね、」
家族と縁を切った事は誰にも言ってないのだから当然だ。
当然だけど、また思い出してしまって凄い辛い。
俺は…1人なんだ。

和「今日は俺が一緒にいてあげるから大丈夫だよ。」
頭を撫でられた。
心を読まれた気分になって、恥ずかしくなった。
和「ぇ、照れる所じゃないでしょw」
翔「だって/////」

休み時間とお昼の1人になってしまう時間は和が一緒にいてくれた。
教室の近くまで毎時間来てくれて、俺が授業に遅れないようにしてくれた。

俺は…和の気持ちをどうして断ってしまったのか。

優しいし、格好いいし、気が利くし…
足りない所なんてないのに。

どうして、和じゃだめなの？
潤と和は何が違うの？

俺は、何を視点に判断しているの？
俺が一番分からない。

地位の高さ？
潤の方が偉いから？

そんな理由な訳ない。
俺は、潤の人柄に引かれて……

じゃあ、和の人柄はだめなの？

俺は、いったい何がしたいんだろう。

何を考えてるの？