大好きなのに。two. (ページ22)

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公園ページ22

潤side

今日は土曜日。
さっき、翔からメールが入った。
”話したいことがあるんだ。
面倒かもしれないけど、2時に赤徳近くの公園に来て下さい。”
随分とざっくり言うなww

公園に行くと、ぶらんこに座っている翔を見つけた。
潤「お兄ちゃんと一緒に遊ぼうか？」
翔「潤…なんだよ＾＾」
隣のぶらんこに座った。
潤「で？どうした？」
漕いでいたのを止めた。
翔「…俺ね、、、」
俯いてしまった。
潤「大丈夫か？」
翔「……ガン、だった」
え？ガン？
翔「骨に出来るガンだって。この間、手が痛いのもガンが原因だった。」
潤「…そうか。」
「お兄ちゃん、ぶらんこに変わって？」
潤「は？」
ちびっ子に服を掴まれた。
翔「僕？こっち乗っていいよ、おいで＾＾」
「わーい！ありがとう＾＾」
翔って…優しいな。
翔「どういたしまして。…ぁ、ちょっと、！」
服を掴んで公園を出た。
翔「潤？どうしたの？」
潤「ちょっと付き合え。」
掴んでいた手を離し、次は手がギュッと繋いだ。
翔「見つかったら大変だよ、平気？」
潤「そんなの知るかよ。」
ただ歩いた。
何をするわけでも無く、ただ翔と一緒にいたかった。

ガンと聞いて泣きそうになった気持ちを落ち着かせるために…
少しだけ付き合ってくれ。