大好きなのに。two. (ページ20)

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涙の朝ページ20

潤side

また翔来ないし…。体調悪いのかな？
潤「起きろー。翔？おい！」
ベッドに潜っている翔を軽く叩く。
潤「体調悪いんか？」
翔「んー、違う…」
翔を起こす。
潤「お前…寝てないだろ。」
クマが出来ていて顔色が悪かった。
潤「ばかだな…寝ろよ。」
おでこを触ったが、熱は無いようだ。
翔「……ぅん」
潤「なんかあった?」
隣に座って背中を摩ったが、俯くだけだった。
潤「俺に言えないこと？」
急に翔が泣き出した。
潤「どうしたんだよ、翔。何かあったの？」
それでも何も言わずに涙を流している。
何があったんだよ……
潤「翔？大丈夫か？」
頭をポンポンする。
必死に涙を拭ってる翔が可愛かった。
潤「大丈夫、大丈夫。」
俺の肩に翔の頭を乗せて、背中を摩る。

潤「落ち着いた？」
翔「…じゅん、」
潤「ん？」
小さく首を横に振った。
潤「なんだよw」
小さく笑ってくれて、少しだけ安心した。
翔「学校…行ってもいいよ？」
潤「今日は行かねぇよ。行ったところでやることねぇし。」
翔「勉強しなよw」
潤「うるせぇよ！w」
笑ってくれた翔を見て、嬉しくなった。

翔「でも…潤も3年生だもんね。」
潤「チビな後輩だもんなw」
翔「違うよ！」

きっと、今年しか一緒にいられないとでも言いたかったのかな？w

こいつ、可愛いだろw