恋歌【Kazuma.K】

4. Kazuma ページ4

．






LIKIYA「はい、じゃあ休憩…」






休憩に入ったとたん、
床に倒れこむパフォーマーたち。

それをなんとも言えない気持ちで見てる
ボーカルの俺ら3人。


一緒にリハーサルしてても
ボーカルとパフォーマーじゃ
体力の消費量が全然違うわけで。






「慎、これ」



慎「あ…壱馬さん、ありがとうございます」






つらそうな慎に水を渡すと
すぐさま一気飲み。






「そんな飲んで大丈夫なん？」



慎「大丈夫っす…」






力なく寝っ転がった慎。
…なにしててもイケメン。

生まれ変わるなら、慎になりたい。
こんなにきれいな顔見たことないし、
寝っ転がるだけで絵になるって
なかなかないよな。






慎「…あれ、今日って」



「どした？」



慎「あ−いや…なんでもないっす」



「なんやねん。笑」






少し回復できたのか
慎がスマホを見ながら立ち上がる。


そのとき、





バンッ





スタジオの扉が勢いよく開いた。




．

5. Kazuma→←3.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す