14. Kazuma ページ14
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固まって動かなくなった彼女。
……俺は
そんなに変なことでも言っただろうか。
「え、大丈夫？A？」
A「………っえ…」
「え？笑」
やっと動いたかと思えば
困ったような表情で、なにかを考えだす。
A「……わたし、
まこちゃん以外の男の人、
呼び捨てにしたことないです…」
「………」
…………マジか。
いや、そんな感じはしてたけど。
慎以外って言うけど、
慎すら" まこちゃん "じゃん。
……呼び捨てやないやん。
「俺がAって呼ぶんやから、な？」
A「……気が、向いたら」
「なんなん。笑」
笑った俺につられて、笑顔を見せた彼女。
……かわええなぁ、
慎「あ、壱馬さんそろそろ……ってA？！」
A「まこちゃん！」
慎「なんでいんの」
A「来ちゃった！」
慎「来ちゃった！じゃねぇよ…」
A「口悪い〜、キャラブレてるよ」
楽屋から呼びに来てくれたらしい
かわいい弟。
一瞬でAと言い合いに。
……俺には
じゃれ合ってるようにしか見えへんけど。
やっぱり幼なじみだと素が出るのか
俺でも聞いたことない口調。
……弟妹を見守る兄って、こんな感じなんかな。
慎「あぁ〜うるさい！」
A「ひど…」
慎「壱馬さん、
もうみんな集まってるんで戻りましょう」
楽屋へと足を向けたとき
俺と慎の背中に添えられた、小さな手。
そのまま軽く叩かれて、
振り返った先には
A「楽しんで！」
大きな花が咲いたような笑顔。
……少し前の孤独感なんて、消え去った。
これもAのおかげやな、なんて。
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滴 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません...。 物語一気に読んじゃいました。 続きが気になります。 (2020年6月8日 0時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
Kurumi.(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます！めっちゃ嬉しい…(ToT) (2020年5月4日 9時) (レス) id: b619f49eb2 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 楽しみに読ませていただいてます！！！！ (2020年5月3日 17時) (レス) id: a0b7532530 (このIDを非表示/違反報告)
Kurumi.(プロフ) - 麻友奈さん» コメントありがとうございます！なんとありがたい…！フォロバしておきますね！これからもよろしくお願いします！ (2020年4月20日 22時) (レス) id: 5cff59bb55 (このIDを非表示/違反報告)
麻友奈(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！！唐突ですがKurumi.さんのInstagramフォローさせていただきました！！ (2020年4月20日 21時) (レス) id: 48de0be406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡桃 | 作成日時：2020年4月20日 16時
