◇003 ページ3
【胡桃side】
・
A先輩とカズ吉先輩に教室まで送ってもらい、バイバイと手を振る。
A先輩は笑顔で、カズ吉先輩は軽く手を上げて応えてくれた。
「胡桃っ！どうだった！」
「噂の二宮先輩！」
「ねぇ今二宮先輩と一緒に来てなかった？！」
私に押し寄ってくる女の子たち。
小テストで点低かった子が二宮先輩に当たって砕けようと計画したのもこの中の1人。
「相手にしてもらえなかったよ」
「ああ〜そりゃそうか」
「胡桃みたいな真面目ちゃんがタイプじゃなかっただけかもよ？」
「でも先輩と喋れたんだ！いーなっ」
「私も見かけたら話しかけてみようかな〜」
「あ、でも先輩がいつも一緒にいる女の先輩って彼女じゃない？」
「確かに！いつも一緒だよね」
A先輩のことだ…。
カズ吉先輩の彼女なのかな。
…だとしたら、A先輩の前でカズ吉先輩に告白したの、すごく失礼だ…。
胸がソワソワして、まともに授業を受けれない。
失礼なことしちゃったのにA先輩は笑顔で対応してくれた。
心広いなあ…、私もあんな先輩になりたいな。
・
3限が終わった後、すぐ隣の教室へ駆け込み
A先輩を見つけて駆け寄った。
「胡桃ちゃん！」
「先輩…ごめんなさいっ。先輩はカズ吉先輩の彼女さん…ですか？」
「…へ？」
和也「いや、この人が彼女とか勘弁」
隣で教科書をカバンに収めてたカズ吉先輩。
お昼ご飯を食べた後ということもあり、少し眠そう。
「彼女じゃ…ないんですか？」
「彼女に見える？」
「はい、とてもお似合いです」
「ふふっ、だってカズ吉」
和也「即別れるね」
「ひどっ」
だって、とても仲良さそう。
それにコントみたいな掛け合いをしてる時、お互いが楽しそうな顔をしてるから
思わず私の頬も緩んでしまう。
・
和也「この人の彼氏はさっきの金髪の人」
「ええっ」
「金髪じゃないよ…本人は茶髪のつもりだから」
和也「色抜けてんじゃん」
「うん」って頷くA先輩。
確かに、ブリーチかけたことが一目でわかるくらい明るかった…ような。
怖かったからチラッとしか見てないけど。
・
「私、彼女さんの前で告白しちゃった…と思って、謝りにきたんです」
「律儀…」
和也「お前にはない部分」
「あるよ！少しだけ」
和也「ちょっっっっっぴりね」
…なんで、この2人は付き合ってないんだろう。
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ちお(プロフ) - 杏奈さん» 杏奈さん♪ ふたまたさとしシリーズを読んでくださりありがとうございます♪ 杏奈さんご自身のプロフィールを18歳以上に設定すると私の作品ページにある彼氏色をご覧いただけると思います☆ (2017年6月9日 22時) (
レス) id: a1c0da4454 (このIDを非表示/違反報告)
杏奈(プロフ) - ふたまたさとしもすごく良かったです(//∇//)彼氏色も見たいのですが、どうやったら見れるでしょうか？ (2017年6月9日 21時) (レス) id: 4fb3f8340f (このIDを非表示/違反報告)
きよりん - カズ吉さんみたいな人が現れないかななんて思っちゃいました(＾ｰ^) (2017年5月31日 23時) (レス) id: 06de107023 (このIDを非表示/違反報告)
すりおろし梨。(プロフ) - 最後の添い寝のシーン 良いなあ〜(//∇//) すごく 大事にされてる感じ。 間違いなく 我慢はしてるはず。 でも、それを感じさせずに、大事にしてる。 カズ吉 〜〜(//∇//) 胡桃〜〜！ 幸せになるんだよ〜〜(笑) て、誰お前(笑) (2017年5月29日 0時) (レス) id: c42c4ca209 (このIDを非表示/違反報告)
けいこ(プロフ) - 胡桃ちゃんとカズ吉みたいな2人もいいな〜あちらの2人ももちろん好きだけど？可愛い後輩って感じで先輩カップルもイロイロ構いたくなっちゃうね。カズ吉のご指導ですが追いついちゃうなきっと。大人な2人も楽しみにしてます！ (2017年5月29日 0時) (レス) id: fffa901499 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◯
| 作成日時：2017年5月19日 8時
