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そんな話をしていると、お客さん。
「あ、いらっしゃいませー」
その人はたぶん20いかないくらいの年齢。
男の人。
「彼女さんにプレゼントですか？」
我ながらのニヤニヤ顔。
「えっと、告白、しようと、思ってます」
「わお。告白で宝石あげるん！？今の子はすごいわー」
「あの、それで、勇気のもらえるのとか、ありません？」
そんなのさ、わかるわけなくない？
新入りだし。
「あ、これ、可愛い」
「あ、それ？ちょっと小瀧、これなんていうの？」
「あぁ、それな。インカローズ」
ピンク色したハートの形にカットされたペンダント。
可愛い色だ、自分でもそれくらいわかる。
「意味は豊かな愛情。そして、勇気。今の君にピッタリや」
「じゃあ、それもらいます」
「どーも」
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作者名：サリー | 作成日時：2015年10月31日 11時
