ニノ96 ページ5
さて、いよいよ今日で退院だ。
昨日は楽しみすぎて興奮で眠れなかった。
それなのにいつも通り7時に起こされた。
二「ん…ねむいよ…」
小「早く寝ないからですよ。ちゃんと寝ないと楽しめないのに。」
ねむがる俺のベッドを起こしテーブルに朝食を置く小野さん。
小「食べ納めです。しっかり食べてください。」
質素すぎる朝食も今日まで。
明日からは潤くんの美味しい朝食を食べれる。
俺は機械的に箸を運んで朝食を平らげた。
いつも残すんだけど今日ぐらいはね。
小「あら、全部食べましたね！えらいです！」
たぶんこの人は年下だ。
それなのにそんな誉めれても…と思ったけどちょっとうれしかった。
いつも叱られてばかりだから。
二「いつ帰れるの？」
小「お薬終わったらですよ。もう今からいれますから9時過ぎには帰れるんじゃないですか？」
二「みんなまだ？」
小「面会時間は8時からですからもう来ますよ。」
１週間ぶりにあう彼らにはちょっと緊張する。
元気にしてるかな。
小野さんが薬を用意してる途中に現れたみんな。
相「久しぶり！」
翔「迎えに来たよ！」
俺にはちょうど点滴の針が刺されようとしていた。
潤「あれ？点滴？」
二「うん。もう酷いんだよ！抗がん剤終わったら帰っていいって。」
そんなこといってる間に始まる抗がん剤。
翔「でも終わったら帰れるんでしょ？」
二「うん。薬入れてる時より終わったあとのほうが気持ち悪いんだよ。」
大「そうなんだ…」
はーっと一息つき部屋をみまわすと
あれ？小野さんがいない。
どこにいったのかな、と思ったらドアが開いてそこには花束を持った小野さんがいた。
小「退院おめでとうごさいます。お祝いの花束です。最後に渡そうかと思いましたけどたぶん副作用でそれどころじゃないだろうなと思って…」
と、寝ている俺の胸の前に差し出してくれた。
二「あ、いいの？ありがとう。」
手をのばすとふわっと花の香りがした。
潤「よかったな。家の部屋に飾ろうな。」
二「うん…」
両手で包み込み枕元に置いた。
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黄色 - もう！久しぶりに心からたくさん泣いちゃいましたよ！いや私もまだわからないんですが生まれつき明らかっていうか人と違うとこがたくさんあってこの物語を見てて今があるうちに自分を愛してくれる人に会いたいと思いました。 (2018年4月6日 22時) (
レス) id: d3b7c00bc5 (このIDを非表示/違反報告)
かずほ(プロフ) - ニャンカさん» 投票ありがとうございます！！追加しました。移行したのでそちらにも遊びにきてください！ (2014年9月14日 18時) (レス) id: 73fb0cb3dd (このIDを非表示/違反報告)
ニャンカ(プロフ) - 嵐ドクターが続きみたいです (2014年9月6日 8時) (レス) id: 5af7d3eead (このIDを非表示/違反報告)
かずほ(プロフ) - さほさん» はじめまして！詳しくありがとうございます。大変助かります。まだ@ニーノの腰痛に決まって無いのでなんとも言えませんが、もしそれに決まれば是非参考にさせてください！ (2014年8月30日 9時) (レス) id: 73fb0cb3dd (このIDを非表示/違反報告)
かずほ(プロフ) - 和奈さん» はい！ホントすいません。時間がある限りがんばろうとはおもってるんです。笑 (2014年8月30日 9時) (レス) id: 73fb0cb3dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かずほ
| 作成日時：2014年6月14日 17時
