ニノ４２ ページ43
みんなが帰り夜になり辺りが静かになったころ
俺はペンを走らせた。
消灯時間はとっくにすぎている。
電気をつけると看護師さんがきてしまうからスタンドライトの明かりだけで書くことにしよう。
さて、何を書こうか。
いざ書くとなると何を書いていいのかわからなくなる。
まずは無難なとこからいってみるとしよう。
『みなさんこんにちは。二宮です。見てのとおり今日は四人だけですね。なんで？と思う人もいるでしょう。それはこれから僕が説明しましょう。』
出だしはこんな感じかな。番組中に公開するんだからこれでいいよね。
もうここからは病気についてふれていこう。
『僕はリンパ性急性白血病という病気になってしまいました。要するに白血病です。聞いたことある人もいると思います。白血病…といわれると怖いイメージがあるでしょ？でも大丈夫です。この病気はお医者さんや科学者の方ががんばって研究してくれて今ではきちんと治療すれば治ります。僕もがんばって治療します。「いつか笑ってまた再会。そう絶対。」時間はかかるかもしれません。でも必ず帰ってきます。どんなに遅くなってもまっててくれますか？帰る場所をつくっててくれたら嬉しいです。そしてたまには僕のことを思い出してあげてください。では、また会いましょう。二宮和也。』
二「ふぅ…」
案外一気にかけたな。
手紙を四つおりにしてテーブルにおき直す。
すると廊下からコツン…コツン…と音がした。
やばい。看護師さんの見廻りだ。
あわててライトを消して布団にもぐった。
朝になり面会時間になるといち早く来てくれた4人。
相「よ！元気か？」
二「あ…はい。まあ。」
朝からさわがしいな…。
陰気な病院の雰囲気になれつつある俺にはよけいそう感じた。
二「そうだ手紙書いたよ。これでいいかな？」
目の前にいた潤くんに手紙を渡す。
潤「…よんでいい？」
二「どうぞ。」
潤くんのまわりにあつまって読み始めたみんな。
読んでいる間は誰ひとり喋らなかった。
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かずほ(プロフ) - ばーぐさん» 初めまして！！こんにちは。読んでいただきありがとうございます。そういってもらいとてもうれしいです！！ (2015年3月5日 17時) (
レス) id: 73fb0cb3dd (このIDを非表示/違反報告)
ばーぐ - 初めて送らせていただきます。ばーぐです。感動して泣いちゃいました。 (2015年3月4日 19時) (レス) id: 038a7da20f (このIDを非表示/違反報告)
かずほ(プロフ) - わかぶーさん» はーい！！きてください！まってます！！ (2014年3月26日 22時) (レス) id: dc6d80e5e5 (このIDを非表示/違反報告)
わかぶー - そうですね。もう移行ですか。毎日これを読むのが楽しみで、生きてるって感じで。大げさですがそのくらい楽しみです☆移行したらまた読みます☆ (2014年3月24日 23時) (レス) id: 94e5beffa6 (このIDを非表示/違反報告)
くうき - 早いですね、あともう少しで移行じゃないですか？相変わらず続きを楽しみにしています！ (2014年3月24日 1時) (レス) id: 5c032d2b2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かずほ
| 作成日時：2014年2月2日 21時
