ニノ３２ ページ33
マンガを読むことにもあきてぼーっとしてると銀色の板をもった小野さんが入ってきた。
小「具合どうですか？解熱剤きいてます？」
二「はい。たぶん。」
小「よかったです。」
そういって微笑む小野さん。
小「今から血液検査しますけどいいですか。」
なるほど。板のなかには注射器が入っていたのか。
二「どうぞ…」
小「腕まくりますね。」
最近注射多いな…
消毒をしたあとチクンとさされた注射器。
小「ゆっくり抜いていきますね。力ぬいてください。」
二「はい…」
鈍い痛みが腕に広がり何かが吸いとられていく。
ちらっと注射器をみると赤い血がたまっていた。
恐くて目を背ける。
小「はい、とれました。針抜きますよ。」
抜かれたとたんすぐにガーゼで押さえられ絆創膏がはられた。
小「もまないでください。このあと骨髄せんしします。用意ができたら呼びにきますね。」
こつずいせんし？
なんだそれは。
痛かったらやだな…
また注射するのかな。
点滴といい注射といい俺の体は穴だらけだ。
少しして別の看護師さんが浴衣のようなものをもってきた。
看「これに着替えてください。検査着です。」
二「あ、はーい。ありがとうございまーす」
看「私ドアの外にいるので着替えたら言ってください。」
ペパーミントいろの検査着。
だぼっとしていて俺には少し大きい。
一応着替えおわったとこでドアを開けるとさっきの看護師さんが治療室に案内してくれた。
二「ここ…ですか？」
看「ここですね。」
その部屋はたくさんの機械がおいてあって異様な雰囲気をかもしだしている。
医「二宮さん、このベッドに寝てください。」
先生の手にはゴム手袋がはめてあった。
二「おれ、なにされるんですか…」
医「すぐおわりますよ。うつぶせね。」
しぶしぶ言われたようにうつぶせになるといきなり服を腰までまくられた。
二「なにするんすか？」
医「ちょっと腰に麻酔してちょっと髄液とるだけですよ。」
それって腰に注射するってこと？
いやだ。怖い。
医「絶対動かないでくださいよ。小野さん、押さえて。」
小「はい。」
足を押さえられた俺。
二「やだ！まって！タイム！」
医「すこーしちくっとしますよー。ただの麻酔だから。」
腰がひやっとつめたくなったと思ったらグサリと針がささった。
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かずほ(プロフ) - ばーぐさん» 初めまして！！こんにちは。読んでいただきありがとうございます。そういってもらいとてもうれしいです！！ (2015年3月5日 17時) (
レス) id: 73fb0cb3dd (このIDを非表示/違反報告)
ばーぐ - 初めて送らせていただきます。ばーぐです。感動して泣いちゃいました。 (2015年3月4日 19時) (レス) id: 038a7da20f (このIDを非表示/違反報告)
かずほ(プロフ) - わかぶーさん» はーい！！きてください！まってます！！ (2014年3月26日 22時) (レス) id: dc6d80e5e5 (このIDを非表示/違反報告)
わかぶー - そうですね。もう移行ですか。毎日これを読むのが楽しみで、生きてるって感じで。大げさですがそのくらい楽しみです☆移行したらまた読みます☆ (2014年3月24日 23時) (レス) id: 94e5beffa6 (このIDを非表示/違反報告)
くうき - 早いですね、あともう少しで移行じゃないですか？相変わらず続きを楽しみにしています！ (2014年3月24日 1時) (レス) id: 5c032d2b2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かずほ
| 作成日時：2014年2月2日 21時
