ニノ３１ ページ32
一斉送信して一分後。着信が入った。
翔ちゃんだ。
あわてて通話ボタンをおす。
翔『どゆこと？』
二「そのままです。入院します。」
翔『どこの？』
二「そこの栗原病院。」
翔『いつまで？』
二「しらないよ。」
翔『明日仕事終わったら寄る。面会時間には間に合うと思うから。ごめん、もういくわ。またね。』
相変わらず忙しそうだ…。
画面をもとに戻すとすでに大野さんから返信があった。
内容は大丈夫？とかお見舞いいくよ。とか。
あの人らしいけど。
そのメールに「大丈夫だよ。急にごめんね。忙しかったら無理しないで。」
と返信してケータイを閉じた。
横にはきっちりとしたしわひとつないベッド。
恐る恐る寝てみる。
家の布団よりはるかに固い。
病院だから仕方ないか。
なにもすることがなくなり正方形がたくさんならぶ白い天井を見上げる。
俺、いつまでここにいるんだろ。
早くおうちに帰りたい。
そのうち点滴をもった小野さんがきてうでに針を刺す。
透明のチューブから少しずつ薬がおれの体にはいっていく。
なんか液体が落ちる様子はずっとみてられる。
点滴が半分を過ぎたころやっと有明さん登場。
有「…」
二「やあ。」
やだなー有明さんの顔が怖い。
有「入院ですか…」
二「みたい。ホントにごめん。仕事どうしよ。」
有「そこじゃないでしょ。まずは体。仕事は結果がでるまで休みです。」
二「そっかー。ひまだな…。」
そういうとテーブルに紙袋をおいた有明さん。
有「ほら、そーいうと思って。」
袋の中には雑誌やら本やらマンガが入っていた。
二「新品じゃん！いいの？」
有「見舞いのしなですよ。点滴ついたま読めます？」
二「読める。よむよ！ありがと。」
さっそく一冊とりだしひらいてみる
有「なんか元気そうで安心しました。じゃあ僕はこれで。詳しいことは今日事務所いくからそれから話す。」
二「うん。バイバイ。ありがとー」
そしてまた一人になった。
点滴はもう残りすくない。
外をみると太陽が高くあがっている。
もうお昼だ。
看護師さんが昼食をもってきてくれたけど食欲がないから放置。
すると栄養材の点滴を増やされた。
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かずほ(プロフ) - ばーぐさん» 初めまして！！こんにちは。読んでいただきありがとうございます。そういってもらいとてもうれしいです！！ (2015年3月5日 17時) (
レス) id: 73fb0cb3dd (このIDを非表示/違反報告)
ばーぐ - 初めて送らせていただきます。ばーぐです。感動して泣いちゃいました。 (2015年3月4日 19時) (レス) id: 038a7da20f (このIDを非表示/違反報告)
かずほ(プロフ) - わかぶーさん» はーい！！きてください！まってます！！ (2014年3月26日 22時) (レス) id: dc6d80e5e5 (このIDを非表示/違反報告)
わかぶー - そうですね。もう移行ですか。毎日これを読むのが楽しみで、生きてるって感じで。大げさですがそのくらい楽しみです☆移行したらまた読みます☆ (2014年3月24日 23時) (レス) id: 94e5beffa6 (このIDを非表示/違反報告)
くうき - 早いですね、あともう少しで移行じゃないですか？相変わらず続きを楽しみにしています！ (2014年3月24日 1時) (レス) id: 5c032d2b2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かずほ
| 作成日時：2014年2月2日 21時
