ニノ２７ ページ28
２人の間に漂う微妙な空気。
二「怒ってる？」
有「怒ってない。」
嘘だ。絶対怒ってるよ。
有「ただね、なんではやく言わないの？」
二「え？」
有「なんで倒れるまで我慢するの、ってこと。僕あの場にはいなかったけど聞いたとき心臓とまるかと思いました。」
二「だからそれはごめんって。」
有「悪いと思ってます？」
二「思ってる。はんせいしてる。」
有「なら今日は休む。薬飲んでごはん食べて。ちゃんと寝て。それで治らなかったら病院いく。いい？」
二「はい…」
有「素直でよろしい。」
バンバンと背中を叩かれいつもの優しい有明さんに戻った。
車に乗ると毛布をわたしてくれて俺のすきな曲をかけてくれて
カーテンを閉めて俺がゆっくり休める環境をつくってくれた。
有「二宮くん？」
二「なぁに？」
有「頑張ったね。」
二「うん…」
有「寒くない？」
二「うん…」
運転しながらも助手席にいる俺のことを気にかけてくれる。
それがうれしくて甘えたくなって信号待ちのときに腕をつついた。
有「どうしたんですか？」
二「んー…」
俺は自分の頭を有明さんの腕にすりつける。
有「どーしたの？」
笑いながら頭をなでてくれた有明さん。
有「もう信号青になっちゃうよ。」
二「いや…」
有「いやじゃないの。はい、ちゃんと座って。」
仕方なく体をもとの位置にもどす。
家につくまで信号待ちの度に俺の頭をなでてくれた有明さん。
到着して車のドアが開けられる。
二「かえるの？」
有「そうだよ。ついたよ。」
二「有明さんは？」
有「僕？僕はまだ仕事だよ。」
二「…いっちゃうの？」
なにいってんだか。大の大人が気色悪い。
ほら、有明さん困ってるじゃん。
有「一緒部屋いってあげようか？」
二「きて…」
ということで今俺の家には有明さん。
有「寝室どこ？」
二「こっち。」
すぐに寝室につれていかれそのまま寝かされた。
有「寝るのが一番なんだから。寝るまでずっとここいるからさ。」
肩までしっかり布団をかけられ頭には濡れタオル。
有「冷えぴたなかったからこれでゆるして。きもちいいでしょ？」
二「ありがと…」
布団ごしからぽんぽんとお腹をたたいてくれてそのリズムが心地よくていつのまにか夢のなかだった。
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かずほ(プロフ) - ばーぐさん» 初めまして！！こんにちは。読んでいただきありがとうございます。そういってもらいとてもうれしいです！！ (2015年3月5日 17時) (
レス) id: 73fb0cb3dd (このIDを非表示/違反報告)
ばーぐ - 初めて送らせていただきます。ばーぐです。感動して泣いちゃいました。 (2015年3月4日 19時) (レス) id: 038a7da20f (このIDを非表示/違反報告)
かずほ(プロフ) - わかぶーさん» はーい！！きてください！まってます！！ (2014年3月26日 22時) (レス) id: dc6d80e5e5 (このIDを非表示/違反報告)
わかぶー - そうですね。もう移行ですか。毎日これを読むのが楽しみで、生きてるって感じで。大げさですがそのくらい楽しみです☆移行したらまた読みます☆ (2014年3月24日 23時) (レス) id: 94e5beffa6 (このIDを非表示/違反報告)
くうき - 早いですね、あともう少しで移行じゃないですか？相変わらず続きを楽しみにしています！ (2014年3月24日 1時) (レス) id: 5c032d2b2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かずほ
| 作成日時：2014年2月2日 21時
