ニノ１３ ページ14
朝、目が覚めた。
が…
体全体がぐわんぐわんと揺れているような感覚で起き上がれない。
それでも必死に体をおこしなんとか立ち上がる。
平衡感覚がなくなったかのようにまっすぐ歩けない。
きっと解熱剤がきれたのだろう。
とにかく熱を下げようと昨日もらった薬をのんで回復をまつ。
昨日は確か小一時間できいた。
有明さんがむかえに来るまでちょうどそのくらい。
ギリギリきいてくれるだろう。
俺はその間に必要最低限の身支度をする。
いつもは10分ですますことを30分はかけた。
しんどくてひとつ動いては休みを繰り返していたから時間はすごくかかった。
ということはそろそろ薬が効いてくるはずなのに全く効果があらわれてない気がする。
確認のため体温を計ってみると39度をまたこえている。
やっぱりきいてない。
なにも食べなかったから？
素人の俺には理由が見つからない。
わからないものは仕方がない。
どうにかこうにか熱を下げようと冷蔵庫あった保冷剤をわきや首にあててみる。
冷たくて気持ちいい。
これで少しは下がってくれれば…。
体温で溶けていく氷。
水滴が体に落ちていく。
そんなことしてる間に時間になってしまい俺はかぎを閉めて出発した。
有明さんのまつ車に乗り込んでひといきつく。
有明さんは乗ってきたおれをミラーでのぞいてこういった。
有「熱さがってないでしょ？」
二「わかる？昨日とかわらない。」
まだ俺に熱があるとわかった有明さんは眉をひそめた。
有「病院、行きます？」
二「や、今日はいいや。薬あるし。」
効かないんだけどね。
だっていきたくないんだもん。
二日連続いくなんてなんか大袈裟だもん。
有「ちゃんとのんでくださいよ。なんか食べたいものある？」
二「特にないよ。」
有「じゃあ、昨日と同じでいい？」
二「んー。」
途中でコンビニによってまたゼリー飲料を買ってきてくれた。
昨日と同様ゼリーの入った袋をもったまま楽屋いり。
昨日とちがう点は体がだるすぎるということ。
体もおもけりゃ気もおもい。
とにかく絶不調なのだ。
一番乗りで袋を床に放り投げて
自分は畳みに転がる。
自分の息が熱い。
寝たくても寝つけなくてただ床にころがっていた。
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かずほ(プロフ) - ばーぐさん» 初めまして！！こんにちは。読んでいただきありがとうございます。そういってもらいとてもうれしいです！！ (2015年3月5日 17時) (
レス) id: 73fb0cb3dd (このIDを非表示/違反報告)
ばーぐ - 初めて送らせていただきます。ばーぐです。感動して泣いちゃいました。 (2015年3月4日 19時) (レス) id: 038a7da20f (このIDを非表示/違反報告)
かずほ(プロフ) - わかぶーさん» はーい！！きてください！まってます！！ (2014年3月26日 22時) (レス) id: dc6d80e5e5 (このIDを非表示/違反報告)
わかぶー - そうですね。もう移行ですか。毎日これを読むのが楽しみで、生きてるって感じで。大げさですがそのくらい楽しみです☆移行したらまた読みます☆ (2014年3月24日 23時) (レス) id: 94e5beffa6 (このIDを非表示/違反報告)
くうき - 早いですね、あともう少しで移行じゃないですか？相変わらず続きを楽しみにしています！ (2014年3月24日 1時) (レス) id: 5c032d2b2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かずほ
| 作成日時：2014年2月2日 21時
