可愛い可愛い俺の弟 (ページ8)

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□◆□ sho ページ8

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『おやすみなさい...お兄ちゃん』

そんなこと言ってくれるなんて思ってなくてとにかく嬉しかった

こんな俺のことを認めて受け入れてくれた様で

さっき、何があったのかわかんないけど、必死に俺に抱きついて縋り付くコイツを守ってやりたいって思ったんだ

だって、俺はコイツの兄貴だから。
この先もずっと、コイツにとってカッコ良くて
頼りになる兄貴で居たいから
俺、頑張るよ

安心した様に微笑みながら眠る幼さの残る和くんの顔を眺めながら
これからの事を考えた

大学にも行かなきゃいけないし、
バイトもしなきゃ
和くんもここから中学までは遠いから送って行かなきゃいけないし
家事だって俺がやるんだ

でも、和くんの笑顔が好きだから
この笑顔が見られるんなら俺、なんだってできる気がするんだよな

親が世界一周旅行から帰ってくるまで...
たった1年間だけど、さみしい思いさせないからな？

和くんの自慢の兄貴になるんだ

なんか、大袈裟かもしんないけど、不思議とそう思った

俺はいつの間にか和くんに惚れてたのかもな？笑

今日会ったばっかりで
急に家族に、兄弟になった和くんの事
こんなに好きになれると思ってなかったよ

和くんには人を惹きつける魅力があるんだな

和くんの髪をそっと撫で、ベットの下に敷いた布団に寝転がった

「おやすみ」

既に眠ってる和くんに向かってそう呟き眠りについた

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