可愛い可愛い俺の弟 (ページ5)

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触れたい sho ページ5

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子どもなら、ハンバーグ、好きかなって思って、夕飯はハンバーグを作ることにした。

んー...美味しいって言ってくれるかな？

チラッとソファーを見ると、ソファーに体を預けて長いまつ毛を伏せて眠っている和くんが見えた。

やっぱ、可愛いな...

夕飯を全て机に並べ、ソファーで眠る和くんの元へ行った

ほっぺ、気持ち良さそ...

そっと手を伸ばす

スッと頬を撫でた

『んっ...』

和くんが甘い声をわずかに漏らしたから、慌てて手を引っ込めた

ゆっくり目を開けて目をトロンとさせて見上げてくるから、慌てて“ 優しいお兄さん ”の笑顔を作った

「和くん、ご飯だよ、一緒に食べよう？」

『うんっ...』

和くんは目をこすりながら椅子に座ると机の上のハンバーグを見つけると目を輝かせた

そんな笑顔を見るとこっちまで思わず微笑んでしまう

「和くん、ハンバーグ好きなの？」

そう聞くと大きく頷いてくれて、小さな声で“いただきます”と言うと、口いっぱいにハンバーグを頬張った。

俺はそんな様子を微笑ましげに見つめながら向かいの席に座って、自分も食べ始めた

『翔さん、美味しいよ』

そう言って微笑んでくれた

もう、それだけで俺は天にも昇る心地がして、

「本当か？良かったよ」と微笑み返し、口の横についたソースを指で拭ってそのままその指を舐めた

そしたら、和くん、顔を真っ赤にして
『言ってくれたら自分で取ったのに...』なんてボソボソ言うから

「ふふ、和くん可愛いな』

って思わず言ったら、不服そうに口を尖らせて

『中2の男子に可愛いは無いでしょ』

なんて言うから、びっくりしちゃって、

「えぇっ⁈中2ぃ⁈」

って思わず大きな声で聞いてしまった

すると和くんは機嫌が悪そうになって

『そうですよ、小学生だと思いましたか？』

って言うからそんな綺麗な瞳で見つめられたら嘘付けないし、小さく頷いたら

やっぱかぁ、何て言って俯くから

「そ、その...ごめんな？」

『別に、慣れてますから、ご馳走様でした』

「えっ？まだ半分残ってるぞ？」

『俺、食が細いんですよ、すいません、せっかく作ってくれたのに』

なんて眉を下げなが言うもんだから、

「いや、全然いいよ！」

「あ、お風呂入っておいで！タオルとかは後で用意しとくから！」

『ありがとうございます』って微笑むから、

なんだこの子、俺を喜ばせたり、慌てさせたり...意外と小悪魔なのか？

風呂場へ向かう和くんの後ろ姿を眺めて思った
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