可愛い可愛い俺の弟 (ページ22)

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◆□◆ kazu ページ22

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会場に着くまで、翔さんは俺の手を握ってくれてた

翔さんは不安げに俺の様子をみたり、ぎゅっと手を握ってくれたりした

俺が泣いた事にビックリして、気を使ってくれているみたい

もう大丈夫なのにな、
翔さんがこうして手を握ってくれるだけで安心するんだから

気が付くと会場についていた。

ドキドキしながら中に入る

翔さんは周りをキョロキョロして、人集りを見つけるとそっちへ向かって歩き出した

すると、人集りの中心で優しい笑顔を浮かべる男の人がいて、俺たちを見つけると更に顔をふにゃんって崩して笑いながら片手を上げた

翔「智くんっ！お疲れ様」

翔さんもふわって微笑んで男の人に近寄った

智「今日はわざわざ来てくれてありがとね？」

そう言って今度は俺の方を見て優しく微笑んで

智「はじめまして、大野智です。翔くんのお友達です、宜しくね？」

そういって頭をそっと撫でてくれた

大きくてあったかい手

『は、はじめましてっ、和也って言います！宜しくお願いします‼︎//』

俺も慌てて自己紹介する

頭を撫でられたことでテンパって、顔が熱くなった

そんな俺を見て智さんは
「ふふ、翔くんの言ってた通りだ」

なんていいながら小さく笑うから、翔さんの方を見たら、きまずそうに目を逸らされた

『翔さん、なんて言ってましたか⁇』

翔さんは俺のこと、なんて紹介してたんだよ⁈

智「とにかく、可愛くてしょうがないって、毎日毎日聞かされるんだよ～」

ふにゃんって笑いながら翔さんを見た
俺も翔さんを見ると翔さんは顔を赤くして髪の毛をクシャってしながら
「それは言うなよ～//」
って照れ笑いしてて、翔さんの方が可愛いのになって思った

智さんは、やっぱりすごくいい人で、すぐに仲良くなれた

しばらくすると、智さんは呼び出されて、また後でってわかれた

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