□◆□ sho ページ2
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講義が終わると速攻で家に帰り、部屋を軽く片付けた
今日から一緒に暮らすんだし、いろいろ日用品要るよな...
まだ早いし、夕方までに帰ってこればいいか！
急いでバイクに跨り、近くのショッピングモールに行き、食材やら、日用品などを必要最低限買って急いで自宅に戻る
「ふぅ...まだか、良かった...」
夜ご飯の準備しようかな...
...てか、弟って何歳⁈
まだミルクなのか？離乳食？
これじゃまだ準備出来ないな...
仕方ない、課題のレポートでもまとめようかな...
1時間くらい集中して課題に取り組んでいたらインターフォンが鳴った
「あっ‼︎母さん⁈今開けるー！」
バタバタと玄関まで走り、勢い良くドアを開けた
［翔！久し振りね！］
優しい笑みを浮かべた母さんは少しの荷物を持ってそこに立っていた
「そうだね、久し振り。元気にしてた？あ、雅紀さんによろしく言っといてくれよ」
雅紀さんとは、母さんの新しい旦那さんだ。
とにかく人柄が良くて、俺にとっての2人目の父親だけど、友達の様な仲になっていた。
［えぇ、あ、ほら、和くん、ご挨拶して？］
母さんは微笑み頷いて、自分の後ろに立っている男の子を俺の前に出してその男の子に言った。
和くんと呼ばれた男の子は俺が想像していたよりももっと大きかったけど、
小学生くらいかな？俺の身長の胸当たり位で
透き通るような白い肌で
女の子と見間違うくらい華奢だった。
野球帽を深くかぶって俯いている和くんに目線を合わせる様に屈んでできるだけ優しい声で話し掛けた
「今日から宜しくな？俺、翔って言うんだ」
そしたら、帽子を取って俺をまっすぐに見つめると恥ずかしがり屋なのか、白い肌をほんのり赤く染めて
『俺、和也』
それだけを述べてまたすぐに目を逸らした
目が綺麗だな...色素が薄いみたいで、キラキラ光るビー玉みたいな瞳だった
すると母さんが［和くん、人見知りなのよ まぁ兄弟仲良くするのよ！それじゃっ]
ポンっと俺に荷物を渡して母さんは帰って行った。
「和くん、中に入りなよ」
そういうとコクンと頷いて中に入った
和くんは..雅紀さんの子どもなのかな？
まぁ、それしか無いよな、
リビングに入ると、どこに居たら良いのか分からないみたいで突っ立ってる。
「そこに座ってていいから！夜ご飯作るから待っててな？」
小さいソファーを指差し、そっと頭を撫でて荷物は部屋の隅に置き、エプロンをつけてキッチンへ行った
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作者名：ゆい | 作成日時：2014年11月5日 16時
