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川西「お、Aちゃんやん」
『お久しぶりです！』
川西「最近会われへんかったから元気そうでよかった」
『お陰様で元気いっぱいです！』
川西「ええことやな」
昔から優しい人という印象は変わらない。
東京でもいろんな人から慕われてるんやろな。
川西「ちょっと背伸びた？」
私の頭に手を乗せながらそんなことを聞く。
『私の身長は、中学生の時に止まりましたけど？』
川西「ほんなら俺が小さくなったんかな」
『おじいさんですね』
川西「せめておじさんにして」
『しょうがないですねー』
けたけたと笑いながら「そういえば」と切り出す川西さん。
川西「最近みんなAちゃんのこと写真あげたりせんくなったな」
『まあ、皆さん色々察して、前のようにはしなくなりましたね』
川西「Aちゃんの彼氏の事知ってるんも限られてるしな」
『そうですね…。そもそも写真上げてた人はだいたい知ってますからね』
川西「このまま言わん方向なん？」
『さあ、どうでしょう？河井さんは言いたいみたいですけど』
川西「そやろな」
『私が嫌っていうのはあるかもしれません。』
今人気絶頂のお二人の邪魔はしたくない。
それに今の仕事も気に入ってるし。
川西「今人気やもんなあ」
『そうですね…だから、もうちょっと落ち着いてから…って感じですかね』
川西「Aちゃんが結婚式したら水田くん泣くかも」
『ええー？そうですかねー？』
川西「絶対泣く」
『川西さんは？』
川西「俺も泣くかも。」
『ふふっ、みんなで泣きましょ』
水田「俺がなにー？」
以前より少しふくよかになったかのように思えるシルエット。
「Aちゃんや！」の一言と同時に熱烈なハグを受ける。
『み、みずたさん…お久しぶりです…』
川西「やめたり。…ばれたら怒られんで」
『そうですよ…この間ﾘﾘｰさんめっちゃ怒られてましたもん』
川西「なんやﾘﾘｰそんなことしたん」
水田「それはﾘﾘｰやから。俺は大丈夫」
川西「その自信どっからくるん」
水田「俺とAちゃんの仲やもん、な？」
『…………水田さんちょっと太りました？』
水田「それは言わんといて」
『仲良いから言うべきかなって』
もちろん冗談で言ってるけど、
ほんとにわたしも仲良くさせてもらってると思ってるから言えること。
『あ、じゃあ、私そろそろ行かなきゃなんで！失礼します！』
川西「頑張ってなー」
水田「またなー！」
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作者名：KaZu | 作成日時：2022年1月4日 23時
