～伝説の死神と破壊の死神～サーカス編 (ページ21)

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その伯爵 2度目のショーを観賞02 ページ21

シ「止めろセバ…」

ヒュン！

シエルがセバスチャンに命令をする前にサラが止めた

貴「誘拐した子供をそのままこのショーに出演させる…(しかも目に魂が宿っていない…)」

ケ「ジョーカー直ぐに…」

シ「もうやめた」

ケ「えっえっ、どうしたの伯爵？？」

シ「女王にはこう報告しよう、最低で醜悪で変人は女王の番犬が始末したとな！」

シエル・ジョーカー・セバスチャンは武器を取りだし突きつけた

ケ「ジョーカー！
伯爵にそんな危険な物を向けるのは止めなさい！！」

ジ「しかし！！」

ケ「僕の言うことが聞けないの！？」

ジョーカーが剣を下ろすとセバスチャンはジョーカーの身柄を拘束した

シ「誘拐した子供達はどこだ、ケルヴィン男爵」

そう言うとケルヴィンは嬉しそうに喋り始めた

ケ「なーんだ、君もあの子達に会いたかったのか！
地下に居るから直ぐに案内するよ、それに“君にも見せたい物”があるんだ！」

シ「？？」

ケルヴィンは3人を地下に降り廊下を進んだ

ケ「僕は“あの日から”ずっと後悔してた、君の側に居られなかったんだろうってね」

シ「あの日？側？一体何の事だ？」

ケ「時間は戻らない、でも僕は気付いたんだ！
戻らないならもう１度やり直せばいいって！」

ケルヴィンの車椅子を押していた2人の子供が部屋のドアを開けた

ギイィ

貴「！！
番犬、見てはいけない！！」

サラがシエルに言ったが一歩遅かった

ケ「ほら見て！！
準備に3年もかかってしまった！！」

その光景はシエルの3年前の“アノ”光景と同じ物だった

ケ「さぁやり直そうファントムハイヴ伯爵！！
3年前のあの日を！！」

貴「仕方ない…“アレ”をやるしかない…(ボソッ」

サラの言った言葉と3年前とあの日とは…