～伝説の死神と破壊の死神～サーカス編 (ページ20)

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その伯爵達 2度目のショーを観賞 01 ページ20

もう1つのドアから鉄の鈍い音がした後にドアが開いた

ギイィィ

？「きっ、来てくれたんだねファントムハイヴ伯爵！
嗚呼夢みたいだ、君がこんなに近くに居るなんて！！」

現れたのは車椅子に座り顔が包帯で巻かれた、太めの男性だった

貴「貴方がケルヴィン男爵？」

ケ「そうだよ、改まると照れるなぁ～
君の為にごちそうを用意したんだ！
ワインは君が生まれた年の物だよ」

ケルヴィン男爵がそう言うと次々に食事が運ばれ、ジョーカーは注いだワインをテーブルに置くとセバスチャンは毒味をした

セ「毒は入っていない様です」

シ「鼠に出された料理等に手はつけない…それより、あの子供達(チラッ」

シエルは料理を持ってきた子供達に目をやった

貴「“消えた子供達”だけど…あの様子…」

すると突然ケルヴィン男爵が声を上げた

ケ「そうだ！
ジョーカー“アレ”をやっておくれ！！」

ジ「し、しかし…」

ケ「良いからやってよ」

ジ「はい…」

シ、貴「？」

ジョーカーはステッキを投げ床を１回叩くと仮面を着けた子供達が現れた

ジ「ようおこしやしたファントムハイヴ伯爵！
今宵は特別に貴方をめくるめく歓喜の世界へお連れいたしますえ！
先ずは綱渡りにございます、命綱などは一切無し正真正銘の…」

ドシャ！

シ「！？」

ケ「あははは！！」

ジ「お次は猛獣使い、獰猛なライオンを見事…」

ガブッ！

ケ「あははははははは！！」

貴「こいつ…狂ってる！！」

ジョーカーの顔色はどんどん悪くなっていく

ジ「さぁ、お次はナイフ投げ！
磔の少女の運命はいかに！？」

シ「！！」

ナイフを持った子供が磔の少女に向かってナイフを投げた

この少女の運命はいかに！？