抱き締めてるのに ページ34
30分ほどウニョクさんのそばにいた
ウニョク:ドンヘが…待ってるから
やっと出たって感じの声で言ってきて
ウニョクさんの元を出た
外にはウニョクさんの家族が待っていて
私は挨拶を済ませドンヘの元へ
後ろ姿だけで分かる
ソファーに座って私を待ってくれている
A:ドンヘ!
声をかけると
ドンヘ:あ、どうだった?
A:うん…瞳が開いて少し安心した…
私がドンヘの横に座ると
ドンヘ:そっか…良かった
私の肩を抱きしめてくる
A:うん…早くよくなるといいね…
ドンヘ:大丈夫!すぐに良くなるよ…僕達も帰ろうか…
ドンヘは先に立ち上がると私に手を差し出す
私はその差し出された手を取る
私には何があっても私の手を離さないでいてくれるドンヘがいる
無条件の愛で私をいつも包み込んでくれる
でもそれは私がドンヘを愛しているから感じてることで
ドンヘさんは知っていた
私に同じように無条件の愛で包み込む相手がいることを…
そしてその人はドンヘも家族のように愛してる人である事も…
帰りのタクシーの中
ドンヘは静かだった
ドンヘの部屋に着き
A:ドンヘ、あまり寝てないから少し休んだら?疲れた顔してる
ドンヘ:ん?あぁ…そうしようかな…あまり長く寝ると夜眠れなくなるから、少しだけ…
A:起こしてあげるよ!何時に?
ドンヘ:A…
A:ん?
すでにベッドに横になっているドンヘ
ドンヘ:来て…
ドンヘに呼ばれる
私は素直にドンヘの腕の中へ
A:やっぱり操縦が上手い…
ドンヘ:やっぱり甘え上手…離したくないな…
A:え?何?
ドンヘ:なんでもないよ…
A:変なの!
ドンヘ:Aも少し寝よ!
A:そうしようかな…
私はドンヘを抱きしめ返す
いつもと変わらないのに
なんだろう…
確かにドンヘを抱き締めているのに
ドンヘがいないみたいに感じる
目を閉じた私だけど
ドンヘがいるのを確かめたくて
目を開ける
そこにはいつもの綺麗な寝顔があって
私は安心して再び目を閉じた
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みんはは(プロフ) - おかえりなさいませ(^^)決して無理なさらずに(^^)(もしかして初めましてかも?!ご挨拶抜きで失礼しました) (2020年6月26日 10時) (レス) id: bf5897c69c (このIDを非表示/違反報告)
ひーさん(プロフ) - 私が目の手術(白内障)したとき、とても不安な気持ちだったなって思い出しました。優勇さんゆっくり治療して元気になって帰ってきてほしいです( ^-^)ノ待ってます♪ (2020年4月11日 20時) (レス) id: a99be58806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優勇 | 作成日時:2020年1月31日 19時