106 和の気持ち 智 ページ14
和が倒れた日から、しつこく電話がかかってきていた。
絶対に出たくない。
子供たちを誰ひとり渡さない。
そんなとき、
=====
電話にでないなら、
病室に乗り込むわよ！
=====
という脅迫メールがきた。
『病院のそばにいるの、出てこれる？』
ついに来たか・・・
「わかった。」
近くの喫茶店で待ち合わせた。
店に入ると、すぐ彼女を見つけることができた。
「久し振りね、元気だった？」
「うん、」
「和は？大丈夫？」
「君には関係ないよ。」
変に沈黙になってしまう。
「彼から話しは聞いたでしょ？
私は子供たちをひきとr・・「ダメだ！！」
大きな声を出してしまった
店内の客が、こっちを見ている。
「ちょっと！！落ち着いてよ。彼に聞いたわよ！
あきらめろっていわれてるわよ！！」
「私はただ、皆の顔がみたいのよ。」
「和には会わせられない。」
「うん、和にもまだ会えないって言われてるわ。」
という彼女。
え？どういうこと？
いつのまに、和と話したの？
不思議そうなオイラに、そっと綺麗な黄色の封筒を
出した。
封筒には、かわいらしい和の字で
お母さんへ
と書いてあった。
中には、手紙と、
和が倒れたあの日に撮った、
オイラたちの家族の写真が入っていた。
あぁ、皆いい顔してる。
「智、それ読んでみて。」
と彼女は言った。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 294人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「家族」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ようこ(プロフ) - エケコさーん がっつり作品読み漁ってます ニノ大好きです (2015年6月6日 20時) (
レス) id: dbc75fd98a (このIDを非表示/違反報告)
エケコ(プロフ) - RITOさん» コメ感謝です。今読み返すと恥ずかしいほどで、エケコは読めませんが(笑)かわりにRITOさんが、読んでくれて、ありがたいことです。さくらさんのおかげだな。足向けて寝られません。来てくれたRITOさんにも(笑) (2013年7月14日 16時) (レス) id: e72f85573e (このIDを非表示/違反報告)
エケコ(プロフ) - ケイさん» コメ感謝です。すっごくが多いですね（笑）ありがたや。続編あります。上の方の作者一覧から、お手数ですがさがしあててください。続編の方が本編より、長いので心してよんでください（笑） (2013年6月3日 23時) (レス) id: a493efc564 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - すっごくすっごくすっごく面白かったです(*^_^*)家族設定がツボにはまりました（≧∇≦）ぜひぜひ続きが読みたいです!!!! (2013年6月3日 21時) (レス) id: f96b776e5c (このIDを非表示/違反報告)
ran.(プロフ) - 失礼します、ran.です。この度、私の大好きな小説ばかりを集めたプレイリストを作ろうと考え、こちらのPart1を載せさせてもらいたいのですが…よろしいでしょうか？ (2013年4月26日 22時) (レス) id: 62b03a17d1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：エケコ
| 作成日時：2012年1月4日 23時
