「一緒」－第三章－ (ページ40)

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僕の手を握った瞬間に、目を丸くしたヒョンは暫くしてからこう言った。

HS「ちっさいな、可愛い手……」

TH「そうなんです、ジミナの手は子供みたいに可愛いんです。」

JK「うわっ！ジミニヒョンの小指、俺の半分くらいしかないですよ。」

ジョングクが隣に小指を並べて、あどけなく笑った。

僕は一緒になって揶揄ってくるテヒョンとジョングクの肩に体当たりした。

JM「もう、コンプレックスなのにっ！」

TH「かわいいじゃん～！」

JN「うわ、ほんとに短いな！！」

キュッ、キュッ、))

独特の声で笑うジニヒョンに僕もつられて笑ってしまう。

YG「これで一件落着だな。」

ユンギヒョンが上着を脱いでソファーのアームに放り、座面に深く沈み込んだ。

YG「あー疲れた。ジミナ、コーヒー作ってくれ。」

TH「ご指名じゃん、ジミナ。」

ホソギヒョンとテヒョンがキッチンを指さしてにやりと笑う。

今にも【ジミナ、コーヒーレッツメイキング】の効果音が口から飛び出そうだ。

JN「お、じゃあジミナ、僕にもホットチョコ作って。」

ジニヒョンはユンギヒョンの隣に腰掛け、わざとらしく足を組み、高慢そうに振舞った。

肩をジニヒョンの腕置きにされたユンギヒョンは嫌そうに彼の腕を放り投げる。

HS「あ、そういえばナムジュナにまだ連絡入れてないな。もうホテルについてるかな？」

今朝から仕事でナムジュニヒョンはアメリカのニューヨークに飛び立っていた。

ホソギヒョンはカチカチとキーボードを打ち始める。

僕が何となくその様子をみていると、パシャリとシャッターが切られる音がした。

YG「取り敢えずナムジュナに連絡しときな。アイツも心配で仕事どころじゃなかっただろうから。」

HS「はい、今送っときました。ジミナの写真も一緒に。」

JM「あっ！今、僕を撮ったんですか！？」

JN「そういえば今日のジミナ、いつもよりイケてるね？どうしたの？ヒョンには内緒で専属のコーディネーターさんでも就けたのか？」

JM「あ～それは……えっと、コーヒーとホットチョコを入れたら話しますね！テヒョナも補足してくれると思うんで。」

JN「え！？お預け！？気になるよ、ジミナ～！」

HS「ほんとだよぉ～！ジミナ、ちゃんと教えてねっ！？」

JM「わかってますってぇ～！！」

やっと、この家に会話が絶えない賑やかな感じが戻ってきた気がした。