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止める ページ10

これはまずい…


打ち付けたお尻を擦りながら、私は隊士たちが集まっている場所へ駆け出す。


「皆さん!今すぐ実弥さんを!!っ、…風柱様と炭治郎くんを全力で止めて!急いで!!」


一瞬、ぽかんとした顔をした隊士たち。

次に青ざめたと思ったら、今度は何かを決意したような顔付きになって続々と立ち上がった。

「うおーーーっ!」と叫び声を上げながら、彼らは実弥さんに飛び掛かっていく。

それでも実弥さんの勢いは収まらない。

私も参加しようとした時、後ろから「A…?」と眠そうな声が聞こえてきた。


帰ってきてから疲れてお昼寝をしていた陽翔と陽葵。

この騒ぎで陽葵は目が覚めたらしい。


「どうしたの?…さねみはどうしてあんなにあばれているの?……おけいこ?」


「あー…まぁ、お稽古、…なのかなぁ………」

言われてみれば木刀を持っていないだけで、端から見れば、隊士たちが実弥さんに立ち向かっていく稽古のようにも見える。


「………さねみおこってる?」

「!」

まだ幼い陽葵だけれど、遠目からでも彼が怒っているのが分かったようだ。


「うん、そうなの。一緒に止めに行こうか」

彼女の手を取って、私たちは彼らの元へ向かった。


「さねみ〜!もうおしまい!!おこっちゃだめーーーっ!」


そんな陽葵の声も今の彼には届かなかったようで。

乱闘は夕方近くまで続いた。

そうして、隠の方の助けもあって何とか収まる。

その後、炭治郎くんは上から正式にお叱りを受けて伝言役の鴉に怒られていた。

炭治郎くんは風柱邸での修行は中止となり、実弥さんとの接近禁止命令が下った。

私も私で、継子であるのに師範の暴走を止められなかったことに対して、やんわりと注意を受けた。


「Aさん、少しいいですか?」


炭治郎くんが風柱邸を出る少し前、台所で夕餉の支度をしようとしていると声をかけられた。


「さっき言えなかった話の続きなんですけど………」

そう言って、炭治郎くんは話し始めた。

痣→←争い



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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥   
作品ジャンル:アニメ
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月見(プロフ) - 澪凪さん» 嬉しいコメントありがとうございます!お待たせしてばかりですが、更新頑張りますね!最後までどうぞお付き合い下さい(*^^*) (2021年7月29日 21時) (レス) id: 3e917b4f85 (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - やばいです好きぃぃぃぃぃぃぃっ!!頑張ってください、めっちゃ楽しみにしてます! (2021年7月29日 9時) (レス) id: 279a2ef6a9 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - みっちゃんさん» ありがとうございます!おっしゃる通り、すれ違いつつもこの辺りから少しずつ二人の距離が縮んでいく予定です(*^^*)のんびり更新ですが精一杯頑張るので、最後までよろしくお願いします! (2021年7月6日 21時) (レス) id: 3e917b4f85 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん(プロフ) - めっっっちゃめちゃ面白いですね…実弥さんと夢主さんがすれ違いながらも徐々に近付いていく感じがね!もう、ね!(*´・v・`)いつも更新、本当にお疲れ様です。これからも楽しみにしております!! (2021年7月6日 10時) (レス) id: b998dfb0fd (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - 衣世さん» コメントありがとうございます!小説版読んでいた時に、実弥さんとカナエさん…そうなのかな?と思ったので、「2」で一瞬カナエさんのこと書きましたが、ファンブックで確定したときは驚きました(*_*)まだその辺の下書きがとっ散らかっていますが、更新頑張りますね(^^) (2021年6月18日 17時) (レス) id: 3e917b4f85 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月見 | 作成日時:2021年6月18日 5時

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