狂愛病 Case2.庇護欲 (ページ2)

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朝倉響生
ｱｻｸﾗﾋﾋﾞｷ

意中の相手との関係
　→幼馴染
主に抑えられない感情
　→庇護欲

爽やかで明るく、社交的な性格。
世話焼きで心配性な一面もあり、人に頼まれたらなんだかんだ文句を言いながらも引き受けてしまう。
幼馴染とは小学校に上がる前からの付き合い。
好意を自覚したのは小学生の頃だが、関係の崩れを恐れ告白はしていない。
離れたくないという理由で同じ高校に通うくらいには惚れており、良くも悪くも変わらない今の関係には複雑な気持ちを抱えている。

しかしある日、幼馴染が交通事故に遭ってしまう。
幸い命に別状はなかったが、事故当時、傍にいたのに守れなかったショックや傷つけてしまった罪悪感、
またこれからはちゃんと守らなくてはいけないという使命感が引き金となり狂愛病を発症。
発症後は外の世界に対しての警戒心、幼馴染に対する過保護な姿勢が異常になっていく。

――

狂愛病

意中の相手に対する強い好意を基にした欲望、感情が抑えられなくなる病。
発症直後は自制心のコントロールが効くが、病の進行と共に自制心が効かなくなり真面な判断が出来なくなる。
発症原因は意中の相手に対する強い好意、嫉妬や不安などの負の感情、心のダメージなどから。
また、普段物事に執着や依存していない反動で発症する場合もあるが、詳しくは解明されていない。
発症しやすい年代は10代～20代後半の少年や青年。少女がかかる場合もあるが報告は稀。
現在治療法は見つかっていない。