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「……で、君はどうしてハニーの言葉に返事をしてるのかな?僕のハニーに近づくとか許せないいやまあ返事しなくても怒るけどね!」


視線を男子に映すと、ハニーがあんまり怒るなとこちらに視線をくれる。
ちょっと引いてるような目で。
そんな顔もすっごく可愛いなぁ…!!


「えへへ、ごめんねぇ?」
「でも、ハニーに何かあったら困るから…」
「こういう不穏分子は遠ざけておくに限るでしょ…?」


そっと手を取り、僕の手の中に彼女の手をしまいこむように握る。
けれど君はそれを振り払い、意味が分からないと言い捨てこの場を去ってしまう。


「ツンデレなAちゃんも大好きぃ…!!」
「ツンツンツンで全然素直になれないハニー可愛すぎ!!」

「……で、君はあとで覚悟しておいてね…?」


いきなり振り向いたせいか、男子は大袈裟に肩を震わせた。


「僕のハニーに近づいただけでなく会話をしたんだから…」
「それなりのことは、ねえ?」
「ふふ、ふふふ…」
「もう二度とハニーに近づけないようにしてあげる♪」
「あっもう、ハニー!!ちょっと待ってよぉー!!」


彼女が席に着いた頃、僕もそこに追いつく。
嫌悪が滲んだ目で僕を見ると、ついてこないでと君はつれない態度を取る。
これはいつものことだし、通常運転だし、ツンデレのツンの部分だって分かってるし、素直になれない可愛い所だって理解してるから特に傷つくことはない。
むしろそんなところもすっごく可愛いっていうか、愛おしくてたまらないっていうか。


「はあ…僕の可愛いハニー…♡」
「こうして見てるだけで、もう頭の中溶かされそう…」


恍惚的に吐息を吐くと、ハニーは、そのまま溶けて死ねばいいのに、と物騒なことを呟いた。


「ハニーのそのちょっと口の悪い所も大好きだよ♡♡」
「僕には素の君を見せてくれてるんだって実感できるしね!!」
「…はーあ…早くハニーと二人っきりになりたいよ」
「ああ、昼休みは一緒にお弁当食べるし、二人っきりになろうね?」
「誰にも邪魔されず、僕とハニーのらぶらぶする時間…」
「昼休み、楽しみだねぇ…♪」


楽しみじゃない。生気の宿っていない無気力な声が、ぽつり呟かれた。

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林檎麻(プロフ) - お久しぶりです...!!リクエスト受け取ってくれてありがとうございます..!!とっても満足しました!! (2017年11月7日 23時) (レス) id: 5f64ee0b75 (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - ミユティさん» こちらこそありがとうございました!これからも彼に振り回されてやってください(笑 (2017年11月6日 22時) (レス) id: ccdc96260d (このIDを非表示/違反報告)
ミユティ(プロフ) - 久々の小見川くん、とても良かったです!!!!!良く考えたら小見川君のリクエストはこれで二回目ですね笑リクエストに答えて下さり本当にありがとうございます! (2017年11月6日 21時) (レス) id: ffac928163 (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - 不雲綺さん» そうだったんですか、全然大丈夫です!これからも更新頑張ってくださいね (2017年11月3日 22時) (レス) id: fd489c71d0 (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - ももかさん» 申し訳ありません。この作品は今リクエストいただいてるものを書き終えたら更新を一時停止する予定でして…リクエストは受け付けておりません。説明文にリクエスト中止と表記しておらず、申し訳ありませんでした。 (2017年11月2日 18時) (レス) id: d72d593e93 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:不雲綺 | 作成日時:2017年8月29日 17時

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