芦屋―…不機嫌からの変化((ツェルト様リク) ページ9
早速何なのだが
「…君は馬鹿なの?」
「いきなりなんですか」
デート日。
土砂降りの雨。
…それでも睦月は、デートをしようと言った
いや別に
そこに怒っているわけではない
「馬鹿馬鹿馬鹿」
「あの、失礼じゃありませんか」
「彼女をずぅっと雨の降ってる外で待たせるお前よりいい」
…集合時間を余裕で破って堂々とご登場。
「どうせ、ナンパでもしてきたんでしょ」
「彼女が待ってるのにそんなことしませんよ」
「…道の曲がり角で女の子といるの見た」
「あっちから話しかけてきたんです。ちゃんと断りました。あと嫉妬ですか、可愛いですね」
私は、むす、と不機嫌のような顔でもしてるんだろう。
それを見た睦月が、口を覆っていた布をはがし
私にキス。
「…っ…これで許すと思ったら大間違いだよ」
今日ばっかりはね。甘やかしたら駄目なんだ
…でも、デートしたいから帰ることはしない…ってね。
「…あれ、今日は上手くいきませんね」
「そう言う言い方が気に食わない」
「…そうこなくっちゃ。女性相手に何事もうまく言ったら面白くありません」
にこりと口角を、あげているんだろう。
…私が怒っているのを知っての笑みか
「…怒らせた分、デートで挽回期待しています」
「お任せください」
「今日は何処に連れてってくれるのかな」
「何処でしょうねぇ」
「期待させて落とさないでね」
「了解です…で」
睦月が、ふと思い出したように声を出した
？
と頭に?マークが浮かんでいるであろう私。
「…傘、二つだと距離もできるしどうかと思いませんかねぇ」
「…何が言いたいのかはっきりしてくれないと」
遠まわしに言うのはやめてほしい
…私に言わせようとしているのかな
「一つの傘じゃ、駄目ですか」
「…いいよ」
「声の音色が優しくなりましたね」
「…うっさい」
睦月は自分の傘を閉じると、私の傘に入ってきた
「傘は俺が持ちますよ」
「…りょうかい」
「水たまりには気を付けてください」
「流石にバカにしすぎじゃない?」
目の前にあるのは小さな水たまり。
思わず笑みがこぼれた
「小さくたって、水には変わりませんよ」
「…相合傘って、距離こんな近いんだね」
「真っ赤な顔も俺好きですよ」
「見んな…」
なにか、話題をずらさなきゃ。
でも
「無理です。可愛い顔見たいですから」
距離のせいで、それどころじゃない。
宙太郎―…はっぴーばーすでー。→←白子・空丸―…二人より((プピーナ様リク)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 200人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エミ(プロフ) - たくさん読みました！面白かったです(・ω・)ノ (2015年3月16日 23時) (
レス) id: 9a6f0ed4b4 (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - ありがとうございます。蒼世はもともと書くつもりでしたので書かせていただきます。それから雰囲気指定ですが、申し訳ありませんがご希望に添えることができないかもしれません。ご了承ください (2014年12月25日 12時) (レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
らむ - 蒼世お願いします！甘い感じで！お願いします。 (2014年12月25日 1時) (レス) id: f18e22de4d (このIDを非表示/違反報告)
セルア - 執事リクいいですか。蒼世さんお願いします。 (2014年12月25日 0時) (レス) id: 6a6b4242bf (このIDを非表示/違反報告)
ねゐ(プロフ) - るなさんと同じく芦屋様でおねがいします！ (2014年12月24日 22時) (レス) id: edd6dabf66 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：不雲綺
| 作成日時：2014年12月9日 23時
