蒼世―…皆の前で((蒼風太様リク) ページ2
「ねえ…なんか、Aがペットみたいなのだけれど」
「うまー!!」
蒼世さんの特等席。
その場所に私はいるのだ！
いや、別に椅子に座っているわけではない
椅子に座ってる蒼世さんの上に抱きしめられながら座ってる。
「佐々木、Aは私の所にいる。あまり迷惑はかけていないと思うが」
「そういう問題じゃないのよね…」
「佐々木さんの一言でAがペットに見えてきました…」
私を後ろから抱きしめながら、片方の手で頭を撫でる。
私の手には饅頭。
…ま、饅頭で釣られたとかないから!!!
「そーせークンよ」
「なんだ」
「…これ、甘くない…」
二つ目を手にしたところ、中に何が入っていたのだろうか?
なんか…普通のあんこではなく
あまり甘くなかった。
「…甘党か」
「甘党…かなぁ」
ぎぃ、と蒼世さんが椅子にもたれるのと同時に
私も蒼世さんにもたれた
すると
「こっち向け」
「おうよ」
そう言われたので、指示通り顔だけ向ける
…と
皆さんがいるのにもかかわらず
ちゅっと軽く…いや、そこそこのキスをした。
軽くはなかった。
「ん…っ」
「甘くなっただろう」
「そ、そう…せ…ばk…ばっ…あうぅ」
馬鹿
そんな簡単な言葉も口から漏れることなく
力無く蒼世さんの胸に顔をくっつけた
この人は何でこうも…!!
「隊長、俺達の目の前でいちゃつくの、やめてもらえませんかねぇ」
「嫌ならば他所に行け」
「何で俺らが出てかなきゃならんのですかね…」
そうだよ、芦屋さんの言うとおりだよ
何でここでするんだよ
いやココじゃなくても私は真っ赤だろうけど!!
「は、恥ずかしいです…」
「慣れろ」
「無理です…っ!」
「私と付き合うからには嫌でもするからな」
「…そんな事言うなら二人っきりにならない限り合いませんよ」
むす、と拗ねたように
蒼世さんを見上げると目があった
「…そ、せ…ぃ」
そして、私の前髪に優しく触れてかき分けると
「そんな事言うな」
静かな声で、優しそうな
でもどこか寂しそうな顔で言うものだから
「…うん」
見とれながらそう返事をした
「…」
「蒼世さ…ん?」
(しかし、人前でするとAの顔も独り占めできんな…)
「やれやれですねぇ」
「もう私たち空気よ」
「お、俺だって彼女…」
完全に二人の世界でした。
芦屋+a―…嫉妬のきょーふ((蒼風太様リク)→←幼馴染組―…続・幼少期の((牛尾菜様リク)
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エミ(プロフ) - たくさん読みました！面白かったです(・ω・)ノ (2015年3月16日 23時) (
レス) id: 9a6f0ed4b4 (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - ありがとうございます。蒼世はもともと書くつもりでしたので書かせていただきます。それから雰囲気指定ですが、申し訳ありませんがご希望に添えることができないかもしれません。ご了承ください (2014年12月25日 12時) (レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
らむ - 蒼世お願いします！甘い感じで！お願いします。 (2014年12月25日 1時) (レス) id: f18e22de4d (このIDを非表示/違反報告)
セルア - 執事リクいいですか。蒼世さんお願いします。 (2014年12月25日 0時) (レス) id: 6a6b4242bf (このIDを非表示/違反報告)
ねゐ(プロフ) - るなさんと同じく芦屋様でおねがいします！ (2014年12月24日 22時) (レス) id: edd6dabf66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：不雲綺
| 作成日時：2014年12月9日 23時
