そのご。 ページ6
「僕にばかり気ぃつかっちょるもんでこうなるんじゃ
自分の体調管理もしっかりせんとねぇ?」
寝起きのせいか、少しぼうっとする。
けど
「…そーですね」
直人さんの声は、嫌ってほどハッキリ聞き取れた。
…図星。だからかな。
「夜更かししちょったら体壊すのは君の方じゃろうが」
…てか、本当にアンタがもう少ししっかりしてくれればいい話なんですよ
そう思いつつも、口を開くことなく
直人さんの口から出る言葉を聞いていた。
自分の事を思ってくれているのだろうか
そう思うと嬉しかった。
・
のはその時だけ
「っはようございますううっ!!!!」
自分の教室のドアを勢いよく開け叫ぶ。
すると皆がこちらに注目して黙るが、いつもの事なのでまた各々の事に戻る
その中で、友人が私を手招きする
「A！ギリセ！」
あの野郎、朝ごはんに我儘言いやがったりと散々迷惑かけやがった…！
お陰様で私は学校に遅刻するところだったよ!!!
いや、毎度のことだけど!!!
「っいー…疲れた」
そう言いながら、鞄を置いたりと準備する。
「まだ朝だよ…てか、また今日もなんで遅刻ギリギリなの」
「…」
「おい、私はこっちだぞ。A、そっちは窓だ」
「いつもの」
だろうね、と友人は頷く
「どっちが保護者か分かんないね」
「全くだよ」
はにかむ友人。
そしてまた、興味津々に…
「今日も聞くけど、カッコいい人?」
「…」
「だからそっちは窓だって」
「かっこいー…」
「ほう」
「…のかなぁ」
「なんだそれ」
イケメンに目がない友人は知りたいんだろう
しかし、私の感覚とまた違うからな…
「あ、そうだA。今日カラオケ行かない?他の友達も呼ぶよ」
「あー…今日委員会のがあるんだよねー…」
「いや、それ私と一緒にやるやつじゃん」
「そうだった」
同じ委員会、友人が一緒だと少しは楽しい。
準備が終わると、早速机に顔を伏せる
「寝んなよ、で…委員会の仕事が終わってからの話だよ」
「んー…無理」
「えぇまたぁ…?」
「ごめん、許可が下りない」
「…その男の人の?」
「うーん、遅くなるからダメって言われる」
…嘘
あの人絶対自分が寂しいからだ
…まぁ、遅くなるって言うのもあながち間違ってはいないのかもだけど
「じゃあ週末！お昼からなら――」
「…多分無理」
「なんで!?」
…あの人、駄目って言うに違いない。
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みたらし団子(プロフ) - はじめまして、一言だけでいいので言わせてください。「なにこの作品神か？いや神だ(真顔）」ホンマにありがとうござきます。嘉神さん好きです(真顔）ホンマにあざますｯ！！！！ (2017年2月12日 1時) (
レス) id: 5b283a77b6 (このIDを非表示/違反報告)
きなこむし - 久しぶりに伺ったら…。完結おめでとうございます！一気に読ませて頂きました。ドキドキしっぱなしで、素敵なお話を有り難うございました。また次のお話も楽しみにしていますね♪ (2015年6月2日 21時) (携帯から) (レス) id: fe331a638e (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - 藍火さん» ありがとうございます！好きだなんて嬉しすぎます(^^*)次の作品も頑張らせていただきます！ (2015年5月11日 1時) (レス) id: 3c3d70d76d (このIDを非表示/違反報告)
藍火 - 最後までドキドキでした！不雲綺さんの作る作品は、ほんとに好きです！次の作品も頑張ってください！ (2015年5月11日 1時) (レス) id: 38291bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - 猫缶さん» こちらこそありがとうございました＾＾次の作品、なるべく早く作ろうと思います！ (2015年5月10日 20時) (レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：不雲綺
| 作成日時：2014年11月20日 19時
