そのにじゅうさん。 ページ25
癒されるより、大変な時の方が多いか…。
というか大変な時ばっかだよな…。
うわ、それを今自覚したら体が一気に重くなった
「どうしてこの人と同居しようと思ったんだ私」
顔を両手で覆いながら言うと
ソファに座った直人さんが鼻で笑う
「君自身が決めよったことじゃけぇ、そげな言葉吐いても意味ないじゃろう」
直人さんのくせに正論言ったよ。
もうさ、こういう所で正論言っちゃいけないんだって
返答の仕方が見つからない
手を拭き終わり、直人さんの隣…ではなく
一人分開けて、ちょっと離れた場所に座る
「テレビ、面白い番組ありますか」
「ない」
「…」
貴方に聞いたのが間違いでした。
と思いつつ、番組表を見る
…あー、ないわ。
面白そうなの無いなー…。
「暇です直人さん」
「知らん」
「アンタが休ませたんでしょう」
「…僕と楽しい事でもするかね」
「は?」
不敵に笑った直人さん
ちょっと嫌な予感がしつつも、聞き返す。
…ちょっとどころじゃないけどさ。
「なんです、それ」
念のために。
と、リコモン装備
リモコンで勢い良く叩かれたら痛いだろう。
「…変な事言ったら、セクハラで訴えますよ」
「…」
何か言いたそうに口を開いた直人さんだったが
すぐに口を閉じて目をそらした。
…
……な
「何言おうとしたんですかアンタ!!!」
怖い怖い怖い
心臓に悪いよ!!いつもの事だけど!!!
今ちょっと頭によぎったのは、物凄いあの、こう…
へん…変な事…。
変なことが頭をよぎった!!!以上!!!
「直人さん、髪の毛いじらせてください」
「嫌じゃ、そねぇ暇なら本でも読んじょれ」
ねえ、自分が構って欲しい時は散々言うくせに
私が暇の時は構ってくれないんですね!!
構って欲しいと言うか、本当に暇なだけなんですけど!!
「じゃあ本読んできます」
「…部屋戻るんか」
「…リビングで読みますよ」
「へえ」
そう言い残して、自室に一度戻る。
そこから本を眺めて一冊選ぶ
…ちょっとリビングに戻るのが嫌だな
なんて
もう直人さんの発言に耐えられない
恥ずかしすぎて、驚くことばっかりで…。
「…っはあ」
リビングに戻ろうとしたとき
自室の部屋が勝手に開く
「……なんで直人さんが来るんですか!!!」
もう急展開ばっかりで頭がついてかないなんですか!?
一回整理したいけど思い出したくないこともああああ!!!
…落ち着け私。
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みたらし団子(プロフ) - はじめまして、一言だけでいいので言わせてください。「なにこの作品神か？いや神だ(真顔）」ホンマにありがとうござきます。嘉神さん好きです(真顔）ホンマにあざますｯ！！！！ (2017年2月12日 1時) (
レス) id: 5b283a77b6 (このIDを非表示/違反報告)
きなこむし - 久しぶりに伺ったら…。完結おめでとうございます！一気に読ませて頂きました。ドキドキしっぱなしで、素敵なお話を有り難うございました。また次のお話も楽しみにしていますね♪ (2015年6月2日 21時) (携帯から) (レス) id: fe331a638e (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - 藍火さん» ありがとうございます！好きだなんて嬉しすぎます(^^*)次の作品も頑張らせていただきます！ (2015年5月11日 1時) (レス) id: 3c3d70d76d (このIDを非表示/違反報告)
藍火 - 最後までドキドキでした！不雲綺さんの作る作品は、ほんとに好きです！次の作品も頑張ってください！ (2015年5月11日 1時) (レス) id: 38291bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - 猫缶さん» こちらこそありがとうございました＾＾次の作品、なるべく早く作ろうと思います！ (2015年5月10日 20時) (レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：不雲綺
| 作成日時：2014年11月20日 19時
