天火―…誰にでも(ｼﾘｱｽ?)((みなつき様リク) ページ41
外伝ﾈﾀﾊﾞﾚ?注意
――
「たまにさ、あるんだよな」
「・・・そうだね」
両手で顔を覆いながら、天火は言う。
その天火が乗っている車椅子を止めて、話を聞く。
「俺らしくねえ」
「誰でもらしくない時はあるよ」
「怖くなるんだ」
天火は泣いているのだろうか
声が震えている
「俺が笑えって、空丸たちに言うくせに俺は最近笑うのも一苦労する」
「それはしょうがないよ」
「いつか、今もそうかもしれねえ。俺は荷物になる
空丸が曇をしょって、宙太郎がそれの援護やらする
蒼世達も思い思いのことをする
けど、おれはどうだ
一人で動くのも一苦労、表情を動かすのにも一苦労
・・・ただのお荷物だ」
「・・・思い込みが激しいなぁ」
「・・・お前にも、迷惑をかける」
「それは前からじゃん」
震えた声で言う天火の背中は、丸まっていた。
そして、その背中も震えていた
「そう言う迷惑じゃねえ」
「じゃあどんなのなのさ」
「・・・」
「・・・天火、私は馬鹿だからさ。適当な事に聞こえるかもしれない」
疑問を顔にだし、こちらを見る
「でもね、真面目なんだよ」
「・・・」
「私は天火が好き。それは体がどうのこうのじゃないの
勿論、笑顔も素敵で好きだよ
でも私は天火の温かい性格が好き」
笑え
天火が言ったから私も笑うんだ。
「そう言う悩みでさえ、空丸達の事を考えてる。
そんなところも素敵だと思う」
「・・・俺を捨てるな・・・」
「天火の方が馬鹿?」
「・・・真面目に、だよ」
此方に向けた顔を、もう一度手の平に戻すと
「俺もお前の事が好きだ
だけど、こんな身体じゃお前を守ってやることも出来ない
家事も手伝ってやれないかもしれねえ
・・・いつか、本当に笑えなくなるかもしれね」
「天火」
無理やりにこっちを向かせて、天火の口の端に人差し指を両方添える
そしてまた、無理やりに口角を上げる
そうすると笑った顔になる。
「笑え！！」
「・・・」
「笑えなくなると思っちゃ駄目、天火は私にとっての太陽だ
太陽が曇ってどうする
笑えないなら、私がうんと笑わせてやる」
いつか天火が言った言葉。
『お前を笑わせてやる、笑顔にしてやる』
今はそのお返しをするとき
「いつでも暗い気分に浸ってくれていいよ。助けてあげる」
「・・・馬鹿だな、俺は面倒臭いぞ」
「知ってる」
天火には笑顔が似合うんだから。
白子―…見てたこと((勿忘草様リク)→←空丸―…デートのため((猫原様リク)
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不雲綺(プロフ) - 雪麻さん» こちらこそありがとうございました、甘えん坊になっていたでしょうか、安心しました＾＾いつでもいらしてくださいね (2014年11月28日 18時) (
レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
雪麻 - こたえてくれてありがとうございます！甘えん坊の隊長が見れて良かったです。また、お願いします。頑張って下さい。 (2014年11月28日 18時) (レス) id: b49855bce0 (このIDを非表示/違反報告)
あるみん(プロフ) - ありがとうございます！よろしくお願いします(*^^*) (2014年11月28日 14時) (レス) id: 73e418751c (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - あるみんさん» はじめまして＾＾了解しました、これの続編の参で書かせていただきますね。 (2014年11月28日 14時) (レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
あるみん(プロフ) - はじめまして！この作品が大好きです！リクエストなんですけど、夢主ちゃんが空丸と話している錦ちゃんに嫉妬しているお話を書いてほしいです…！ (2014年11月28日 14時) (レス) id: 73e418751c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：不雲綺
| 作成日時：2014年11月9日 15時
