検索窓
今日:8 hit、昨日:37 hit、合計:150,190 hit

白子―…家族でも恋人でもない(夢主ドs)((salt様リク) ページ36

優しい人とかって、怒ると怖いんだろうね。


・・・今それを実感中



「いたっ」



そう声を上げたのは私。



「・・・白子くん、噛まないでよ」



いたた、と白子くんの口から指を抜く。



私の家の柱。


そこに縛り付けられ、身動きの取れない白子くん。


年上の男性が、私の手によって縛られている


・・・ああ、なんて素敵なんだろうなぁ



「あーほら、血が出てきちゃった」


「A・・・っ度が過ぎるぞ」



面白いくらいに殺気立たせて、こちらを睨みつけてくる。


そんな言葉を無視して



「同じように、傷つけなきゃだよ」



ため息交じりに言い、短刀を手にする



「どこがいい?」


「・・・」


「やっぱり刃物はやり過ぎかあ」


「んぐ」



ぽい、と投げるそぶりを見せて


短刀を床に置く


そしてもう一度白子くんの口に指を二本突っ込む。



「白子くん、やらしー」


「ぅ、ん・・・」


「ほらほら、舌、逃げないと捕まえちゃうよ?」



口内で逃げる舌。


それをワザと焦らすように追いかけ、歯を撫でたりする



「あ、唾液垂れてきた。・・・あっれれー?」


「く、ふ・・・っ」


「感じてんじゃない?し・ら・す・クンッ」


「ふぅ゛・・・えぁっ゛」



ぐっと指を奥の方に突っ込むと、白子くんは苦しそうに顔を歪ませた。



「わー、私の指唾液でビチョビチョ。ねえねえ見てみて」


「ケホッコホッ・・・っは・・・ゴホッ」



あれれ、そんな咳きこむかな。


咳が落ち着いた白子くんの口からは唾液が垂れる。



「ねえ、吐く?」



指を奥まで突っ込んだから、もしかしたら吐いちゃうんじゃない?


そう思い、背中をさすり始める


・・・でも、吐きそうにないや。



「んふふ、私の血と白子くんの唾液が混じってるよ」



二本の指を交互に動かすと、ねちょねちょと音がなる



「でも半分が白子くんの液体だよ」


「何でこんな、事・・・っするんだ」



涙目になりながら、こちらを見る。


・・・涙目の破壊力ってすごい。



「好きな人って、いじめたくなるでしょ」



・・・涙目じゃ我慢できないよ。


ああ、ああ、まだ我慢してたのに。



「我慢してたのに・・・爆発させたのは白子くんだからね」


「へ、ぁ」


「もっと見せてくださぁい」



白子さんの顔を。



「大好きだから、いじめるんですよ」


「A、俺の・・こt」


「私の愛、いっぱい感じてね」



一瞬だけ、白子さんが喜んでるように見えた。

嘉神―…大人を。→←安倍―…屈辱?(夢主ドs)((salt様リク)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (141 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
177人がお気に入り
設定タグ:曇天に笑う , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

不雲綺(プロフ) - 雪麻さん» こちらこそありがとうございました、甘えん坊になっていたでしょうか、安心しました^^いつでもいらしてくださいね (2014年11月28日 18時) (レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
雪麻 - こたえてくれてありがとうございます!甘えん坊の隊長が見れて良かったです。また、お願いします。頑張って下さい。 (2014年11月28日 18時) (レス) id: b49855bce0 (このIDを非表示/違反報告)
あるみん(プロフ) - ありがとうございます!よろしくお願いします(*^^*) (2014年11月28日 14時) (レス) id: 73e418751c (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - あるみんさん» はじめまして^^了解しました、これの続編の参で書かせていただきますね。 (2014年11月28日 14時) (レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
あるみん(プロフ) - はじめまして!この作品が大好きです!リクエストなんですけど、夢主ちゃんが空丸と話している錦ちゃんに嫉妬しているお話を書いてほしいです…! (2014年11月28日 14時) (レス) id: 73e418751c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:不雲綺 | 作成日時:2014年11月9日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。