[短編集]＿一日一笑顔...弐...＿[曇天に笑う]

天火―…笑顔の為(夢主ﾄﾞs)((salt様リク) ページ34

「天火さんって、よく笑いますよね」


「笑うのは良い事だからな！」



今でさえ笑う。


んで、貴方のように綺麗な心を持っていない私は


それを汚したくなる



「そうですね、じゃあ天火さん」


「おう、なんだ」


「私がもっと笑顔になれるよう、協力してくれますか?」



優しい天火さんは良いと返事するんだろう。


もし予想と違う、酷い事を行うと知ったら


・・・どんな顔、するのかな。


・・・そして、天火さんの答え



「いいぞ」



予想通り。



「じゃあ、抵抗禁止ですよ?」


「へ」


「まずは目隠ししましょうか！」



早速笑顔を見せる



「い、いや、ちょ・・・Aチャン・・・!?」


「はーい、なんでしょ?」


「ちょっとおかしくない・・・!?」



ひきつった笑顔を見せながら、畳の上で後退りする。



「・・・ですよね」



しゅん、と大人しくなって見せると


天火さんは拍子抜けしたようにマヌケ面を見せる



「隙アリー!!!」


「・・・っ」


「天火さんって、油断すると私でも捕まえれちゃうんですね！」


「ちょ、前見えな・・・っ」


「そりゃ目隠ししてますから」



畳の上で、あぐらをかいて座っている天火さんの上に座る


向き合うようにして。



「っていうかこんな簡単に行くと思いませんでした。もしかして」


「ん・・・っふ」



耳元に顔を近づけて喋ると、天火さんの体は震えた。


あれ、意外に感じちゃう人・・・!?


ちょっと、期待以上じゃないですか。



「期待してました?苛められるって。苛められるのが好きなドMさんなんですか?」


「お、ま・・・っ耳元は、ぁ」


「ほら、目隠しされて耳元でささやいてるだけですよ?やらしいですね」



ﾋﾞｸﾋﾞｸと震えて、顔は真っ赤



「年下にこんな事されて喜ぶんですか?」


「なわけね・・・っ」


「いやいや、私としては好都合ですよ」


「だから、耳っ、やめ・・・っろ馬鹿・・」


「馬鹿とは失礼です・・・お仕置きねらいですか?しょうがないですね」



するりと腕を天火さんの首に巻き


ちゅう、と少し長めのキスをする


舌を無理やりに天火さんの口に入れて、歯を舌で撫でる


顔を離すと



「やば・・・っ」



そう声が漏れるほど、天火さんが天火さんでなかった。


いつもの数倍、数十倍と綺麗・・・。


汚れた天火さんって、私だけのものだよね。



「大丈夫です、綺麗な顔や体、殴ったりしませんから」



私が限界に達するまで。ですけど。

安倍―…屈辱?(夢主ドs)((salt様リク)→←空丸―…愛なのです！(夢主ドｓ)((salt様リク)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す