天火・空丸―…兄弟喧嘩((@(アットマーク)様リク) ページ22
「私が作ってみたお菓子なのだがどうだろう」
目の前にいるのは、天火さんと空丸。
空丸に教えてもらったやり方で、私も同じようにお菓子を作ってみた。
「うまい。この前よりずいぶんと上達したじゃねえか」
「美味しいです」
「そうか!!聞いておいてなんだが照れるな・・・」
と、恥ずかしさを誤魔化すように笑う。
・・・それを見た二人の動作が停止した。
「・・・お、おい?二人ともどうした・・・?」
「Aさんって、柔らかく笑いますね」
「そうだろうか・・・空丸の笑顔の方が素敵だと私は思うぞ」
褒めてやると、空丸は驚いて顔を赤くした。
照れてる、可愛い。
「そんな照れ顔も素敵だな」
「や・・・っやめてください・・・!」
「・・・いじめたくなっちゃうなぁ」
「Aさん!!」
「ごめんごめん」
・・・なにやら、黒いオーラが視界の隅に・・・。
「て、天火どうした」
「A−、俺の笑顔は素敵じゃねえのかー?」
するりと、後ろから抱き着く天火さん。
い、いつの間に後ろに・・・。
「何を言う、天火さんの笑顔も素敵だと・・・」
「空丸より?」
「な・・・兄貴、Aさんから離れろ・・・」
「きゃー、空丸こわーい」
「お、い天火さ・・・っくるし!」
そ、空丸にまで黒いオーラが・・・。
こ、ういう場合はどうすればいいんだ・・・。
どうすれば
「ぐーたら兄貴より俺の方が良いですよね!」
「ぐーたらとは失礼な!!怒りん坊の空丸より俺の方が良いよなーA!」
「ど、どちらも素敵だと思うぞ」
「「選べ!!/選んでください!!」」
「え、えぇ・・・」
何時の間に選ぶような話になったんだ
しかしそれは口に出せる空気ではない。
後から抱き着く天火さん
前で迫るようにして真っ直ぐ私を見る空丸。
「どっちが素敵なのか」
「教えろ、A」
天火さ、耳元でささやくように・・・!
こういうのは私慣れていないのだ・・・!!
「み、耳元で・・・っ」
「おっしゃ俺一点」
「な、何の話だ!?」
「兄貴、俺がいつまでも子供だと思うなよ!?」
「そ、空丸早まるな・・・っ」
どんどん顔が近づく。
・・・思わず目を瞑ったのだが、鼻が当たる距離でとまった
そして空丸が離れたとき、私の目も自然に開いた。
「俺のも、ドキドキしたでしょう?」
「俺の方だよなぁ?」
「や、その・・・」
「「選んでくれ/選んでください」」
安倍―…眠気((セルア様リク)→←天火―…理想家庭((くみにゃん様リク)
177人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
不雲綺(プロフ) - 雪麻さん» こちらこそありがとうございました、甘えん坊になっていたでしょうか、安心しました^^いつでもいらしてくださいね (2014年11月28日 18時) (レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
雪麻 - こたえてくれてありがとうございます!甘えん坊の隊長が見れて良かったです。また、お願いします。頑張って下さい。 (2014年11月28日 18時) (レス) id: b49855bce0 (このIDを非表示/違反報告)
あるみん(プロフ) - ありがとうございます!よろしくお願いします(*^^*) (2014年11月28日 14時) (レス) id: 73e418751c (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - あるみんさん» はじめまして^^了解しました、これの続編の参で書かせていただきますね。 (2014年11月28日 14時) (レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
あるみん(プロフ) - はじめまして!この作品が大好きです!リクエストなんですけど、夢主ちゃんが空丸と話している錦ちゃんに嫉妬しているお話を書いてほしいです…! (2014年11月28日 14時) (レス) id: 73e418751c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:不雲綺 | 作成日時:2014年11月9日 15時