検索窓
今日:26 hit、昨日:5 hit、合計:150,171 hit

天火・安倍―…変な日常((セルア様リク) ページ1

「そーせーくーん」


「気安く名前を呼ぶな。そして気安く私のAに触れるな」


「・・・またですか」



一人で茶屋で休んでいたところ

天火さんと蒼世さんに捕まった


御二方、私の腕を片方ずつ掴んで離さない


お茶を持った手は、私の口には届かない。



「もう、お茶の時くらいゆっくり――・・・」


「Aちゃーん、俺にもそのお茶一口ちょーだい」


「天火さ・・・っ」



隣に座ると、私に寄りかかった。


そして半分抱き着くかのように、身体をくっつけた


・・・それを、蒼世さんが黙って見ているわけがない



「貴様、いい加減にした方が良いんじゃないか」


「えー?」


「隣、失礼するぞ」



言葉は丁寧なものの、座り方は荒々しい。


脚を組んで偉そうに座り、私の後頭部に手を回した



「コイツは私のものだ、貴様が触れていい人間ではない」


「うっわ、そーせークンお前・・・」


「そ、蒼世さんまで・・・っ」



二人が、立っているときより至近距離にある。


天火さんは相変わらず、私を包み込むようにして上から抱き着いている


蒼世さんは私を守るかのように肩を抱き寄せ、自分の方へともたれさせている


・・・お茶がこぼれなくってよかった。


なんて緊張を紛らわすようにして思う。



「てか、Aがいつお前のものになったのか聞きてえなぁ」


「貴様に関係ないだろう」


「Aにかかわることは俺にも関係あるってことだ」


「そうやっていつもAを振り回しているのか?」


「振り回してねえよ、お前の方がそういう自分勝手で偉そうな態度、Aを振り回してんじゃねえの?」


「騒がしい貴様に言われたくない」



お茶くらいゆっくりさせて!!!


あー、なんでこうタイミングが悪かったかなぁ


う、後ろから店のおばちゃんが何か言ってきたし・・・。


も、モテモテだね、みたいなことを・・・。



「Aは俺だけを好きなってればいいのー!!俺だけに好かれてばいいのー!!」


「!?」


「な・・・っおい、Aを離せ!!」



いきなり、勢いよく天火さんに抱きしめられ


蒼世さん側に倒れていた体が、天火さん側に倒れる



「Aは私のものだ、今すぐ離せ!!!」


「いーやーだー!!」


「ちょ、あぅっ、うあああっ!!」



・・・こんな日常も楽しいな


・・・大変だけど。

空丸―…可愛い可愛い君を。((にょんすけ様リク)→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (141 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
177人がお気に入り
設定タグ:曇天に笑う , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

不雲綺(プロフ) - 雪麻さん» こちらこそありがとうございました、甘えん坊になっていたでしょうか、安心しました^^いつでもいらしてくださいね (2014年11月28日 18時) (レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
雪麻 - こたえてくれてありがとうございます!甘えん坊の隊長が見れて良かったです。また、お願いします。頑張って下さい。 (2014年11月28日 18時) (レス) id: b49855bce0 (このIDを非表示/違反報告)
あるみん(プロフ) - ありがとうございます!よろしくお願いします(*^^*) (2014年11月28日 14時) (レス) id: 73e418751c (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - あるみんさん» はじめまして^^了解しました、これの続編の参で書かせていただきますね。 (2014年11月28日 14時) (レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
あるみん(プロフ) - はじめまして!この作品が大好きです!リクエストなんですけど、夢主ちゃんが空丸と話している錦ちゃんに嫉妬しているお話を書いてほしいです…! (2014年11月28日 14時) (レス) id: 73e418751c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:不雲綺 | 作成日時:2014年11月9日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。