殺神さんと一緒です。＿[曇天に笑う] (ページ10)

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『８』ページ10

「君、中身違うもん言いよったねぇ…」

ほんの少しでも怒ってる嘉神さん

「やだなぁ、そんな怒る事zyの前に水!!!!」

嘉神さんは一口だからいいだろうけど、

俺の場合はほとんど当たりましたからねちくしょう。

「鮭は隣のですよ」

「…」

「どっちとるかわくわくーなぁんておもってたらまじでワサビの方を取りやがりましてねぶふぉっｗｗ」

思わず吹き出すと、じゃきんっと百々目鮫がこちらに伸びた。

あー、これ調子に乗るとまじで死ぬパターンだ

「す、すいません…？」

「聞くことじゃないっちゃ、そんな事も分からん阿呆かね」

「えー、阿呆はどちらかというと嘉神さんじゃないっすかぁ」

まあ、死ぬパターンだろうが関係ありませんけどね!!

「で、もう一つのおにぎりどうぞ」

「…」

「疑うんなら半分に割って中身確認してから食べてください」

ガチで鮭だよばーか！

とニヤニヤしながら割る様子を見ようと持ったのだが

嘉神さんは何と割ることなく、おにぎりをしまい

魚…。

「ああっ!?魚!?」

「君がどっか行っちょる間に――」

「あっー！でもしまったってことはあとで食べるんですよね?俺に笑われるのが怖くって後にしたんですよね!?もー嘉神さんってbおごぅぐっ!!!」

みぞ、みぞおちはいかん…。

痛さのあまり、膝から崩れ落ちる

こ、この人…知ってたけど容赦ねえ!!

「嘉神さん…細身のくせに意外につよ…っいや俺ほどじゃないけど」

「君、本当に読めん奴じゃねぇ」

「え、俺の名前の漢字ですか?読めないんですか?」

腹部の痛みに耐えながら嘉神さんを馬鹿にする

が、嘉神さんの目は真剣

「…いきなり真剣とか、一人で騒ぐ俺が馬鹿みたいじゃねえですか」

「馬鹿じゃろう」

「失礼ですねぇ…」

「泣いたり怒ったり騒いだりと…忙しねぇのぅ」

「ですから、それが俺なんですって」

「…昔「嘉神さんそこ段差ぁー!!」あ？」

一歩、こちらに近寄ろうとしたので木の根っこがある事を教え

嘉神さんの足首を掴み転ばす!!!!

「成功しましたね、嘉神さん!!」

笑顔を俺が見せて立ち上がると

嘉神さんはこちらを睨み付ける、が声を発することはなく立ち上がった

恥ずかしいのかなぁ?ぷふーｗ

「まったく、老人の子守りは大変だぜ」

「じゃあ離れればええっちゃ」

「そう来たか…ですが離れないの知ってますよね!!嘉神さん苛め好きですもん！」

「うぜ」

「褒め言葉です」